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【スポーツ】

北島 8年ぶり出場でV 国体の競泳競技

2013年9月15日 紙面から

成年男子100メートル平泳ぎで優勝し声援に応える北島康介(東京)=東京辰巳国際水泳場で(佐藤均撮影)

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 国民体育大会「スポーツ祭東京」は14日、東京辰巳国際水泳場などで会期前競技が行われ、競泳成年男子100メートル平泳ぎでは、8年ぶりに国体に出場した五輪2大会連続2冠の北島康介(30)=東京・日本コカ・コーラ=が1分0秒51で優勝した。成年男子100メートル背泳ぎに出場した萩野公介(19)=栃木・東洋大=は53秒71で2位だった。成年女子100メートル平泳ぎでは、今夏の世界選手権50メートル、200メートル代表の金藤理絵(25)=岐阜・Jaked=が1分8秒21で制した。

 さすが千両役者だ。2020年東京五輪開催が決まった直後の、地元東京でのレース。勢いよく飛び込んだ北島が軽快なストロークを打つ。先頭でターンすると、後半もロンドン五輪銅メダリストの立石諒(神奈川・ミキハウス)らの追随を許さない。「去年から出たいと思っていた地元東京での国体。レベルが高い中優勝できて、本当にうれしい」。まるで自身のために用意されたかのような舞台、しっかり勝ちきった。

 100メートルで6位、50メートルで準決勝敗退に終わった世界選手権。体調は万全ではなかったという。「右腕に力が入らず、上げるのもつらかった。でも『肩が痛い、出たくないです』では終われないでしょ」。意地で封じ込め、泳ぎ切った。そして迎えた国体。「2020年が東京に決まって、何とかスポーツ、国体を知ってもらいたい、7年後へ盛り上げられたら」と出場し、そして辰巳を沸かせた。 (川村庸介)

 

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