国際ニュース検索

シリア政府の秘密部隊、化学兵器分散し「米国の追跡妨害」 米紙

  • 2013年09月13日 16:00 発信地:ワシントンD.C./米国
  • 写真
  • ブログ
  • クリッピングする
  • 写真をブログに利用する

シリア首都ダマスカス(Damascus)にあるのヤルムク(Yarmouk)パレスチナ難民キャンプで、荒廃したキャンプ内を移動するパレスチナ解放人民戦線総司令部派(PFLP-GC)の戦闘員(2013年9月12日撮影)。(c)AFP/ANWAR AMRO

  • シリア政府の秘密部隊、化学兵器分散し「米国の追跡妨害」 米紙
  • シリア政府の秘密部隊、化学兵器分散し「米国の追跡妨害」 米紙
  • シリア政府の秘密部隊、化学兵器分散し「米国の追跡妨害」 米紙

【9月13日 AFP】シリア政府は、所有する化学兵器を50か所に分散させて米国の追跡を妨害していると、米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)が12日報じた。

 WSJが米国と中東の当局者の話として伝えたところによると、シリア軍の秘密部隊「ユニット450(Unit 450)」が毒ガスや軍需品を移送する任務に就いており、シリア政府の化学兵器使用疑惑をめぐる米国の軍事介入は困難になる可能性があるという。同紙はまた、この部隊の存在により、シリアの化学兵器を国際管理下に置くというロシアの提案も、実現可能性に疑問符が付くとしている。

 WSJによるとユニット450は、つい先週まで数か月間にわたり貯蔵化学兵器の移送を続けてきたとされる。化学兵器はもともとシリア西部の数か所に保管されていたが、約1年前から現在までに20か所余りの大規模な施設に分散されたという。

 ユニット450はさらに、国内数十か所に散らばる小規模な施設の利用も始めており、米政府としてはシリアの化学兵器は現在、同国西部・北部・南部の既存施設と、東部に新設された施設など最大50か所に分散されたとみていると、WSJは報じている。(c)AFP

1日2回更新本日の必読記事:9月14日  午後版

「姓」が35文字のハワイ女性、身分証明書の形式変更を勝ち取る「姓」が35文字のハワイ女性、身分証明書の形式変更を勝ち取る(写真1枚)

このニュースの関連情報

利用方法についてこのニュースをブログなどに利用する

このニュースをツイートする/ソーシャルブックマークに登録する

  • Buzzurlに追加
  • newsing it!
  • 楽天SocialNewsに投稿!

新着ユーザースライドショー

ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。

新着ユーザースライドショー一覧

中南米 北米 中東・アフリカ アジア・オセアニア ヨーロッパ 中東・アフリカ