NTTドコモが、20日に発売する米アップルの最新型スマートフォン(スマホ)「iPhone5s」「同5c」に対して特定の通信会社に利用を限定する「SIMロック」をかけることが明らかになった。同社が既存のスマホ向けに提供中のSIMロックを解除できるサービスについても、iPhoneに関しては採用を見送る。
既にiPhoneを扱うKDDI(au)とソフトバンクモバイルもこれまで同様、SIMロックをかけた状態で新型iPhoneを発売することを決めた。新型iPhoneのように3社が同一機種を扱うのは珍しく、また人気の機種のためSIMフリー化を各社が推進すれば、消費者が購入後自由に通信会社を選べる環境が整う可能性があった。
海外ではオーストラリアやイタリア、シンガポール、香港などいくつかの国や地域でロックがない「SIMフリー」と呼ぶ状態のiPhoneが入手できる。ドコモが他機種を対象に行っているように、追加料金を支払えばロックを解除してiPhoneを他の通信会社に乗り換えても使い続けられる国も多い。
日本の通信会社では長年、顧客を囲い込む目的で携帯電話にSIMロックを掛けることが慣例化している。ただ番号乗り換え制度(MNP)を利用して消費者が自由に好みの通信会社を選べるようにする動きも出てきている。ドコモは2011年4月以降に発売した全機種で、消費者からの申請に応じて店頭でSIMロックを解除するサービスを提供中。ソフトバンクも中国メーカー製の3機種に限りSIMロック解除に応じている。
(電子報道部 金子寛人)
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