新型の国産ロケット「イプシロン」の1号機が14日午後、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。搭載された衛星は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。
イプシロンロケット1号機は先月27日に打ち上げられる予定でしたが、トラブルのため直前に中止されました。
14日も、警戒区域に船舶が入ったとして打ち上げが15分遅れ、午後2時に内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。
およそ1時間後、ロケットに搭載された惑星観測衛星「SPRINT‐A」は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功しました。
肝付町にはおよそ2万人の見物客が訪れ、白い航跡を描きながら上昇するイプシロンの姿に歓声を上げていました。
記者会見したJAXAは、惑星観測衛星の愛称を肝付町の地名にちなんで「ひさき(火崎)」と命名しました。
イプシロンロケットは今後2年間は打ち上げ計画が無く、2号機は2015年度中に打ち上げられる予定です。