周辺住民 避難して打ち上げ見守る9月14日 17時17分
鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた国産の新型ロケット、イプシロンは、午後3時すぎ、高度1150キロ余りで搭載した衛星を切り離し、打ち上げは成功しました。
観測所の周辺住民およそ200人は、前回に続いて14日も、万一に備えて発射場から離れた場所に避難して打ち上げを見守りました。
イプシロンの発射場から半径およそ2キロは、万一のロケットの異常に備えて午前10時45分から一般の人たちは立ち入ることができない警戒区域に指定され、対象となる5つの地区の住民およそ200人が、発射場からおよそ3キロ離れた肝付町の施設、内之浦銀河アリーナなどに避難しました。このうち発射場からおよそ500メートルの場所に当たる長坪地区では、23人の住民のほとんどが65歳以上の高齢者で、先月27日に続く避難とあって、予定の時刻より早めに自宅の外で迎えの車を待つ人もいました。
また内之浦銀河アリーナでは、避難してきた人たちがアリーナの窓を開けたり、カメラを構えたりして準備し、イプシロンがごう音を上げながら空に向かって飛び立つと、「万歳」と言って喜び、中には涙を流す人もいました。
長坪地区の会長の長坪年雄さんは「成功して本当によかったです。内之浦から今後もロケットが上がってほしいです」と話していました。
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