イプシロン打ち上げ成功 宇宙望遠鏡を軌道に宇宙望遠鏡「スプリントA」を搭載し上昇を続ける「イプシロン」1号機。先端にリング状の雲が出現した=14日午後2時、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、新型ロケット「イプシロン」1号機の打ち上げが成功したと発表した。打ち上げ約1時間後の午後3時すぎ、搭載していた宇宙望遠鏡「スプリントA」を南米上空の高度1100キロで分離、予定の軌道に投入した。 日本の新型ロケットは、主力のH2A以来12年ぶり。IT技術を駆使した点検自動化など人員とコストの大幅削減を可能にする革新的な打ち上げ方式が、世界で初めて実現した。 イプシロンは全長24・4メートルとH2Aの半分程度。06年に廃止されたM5ロケットの後継機。8月27日には発射19秒前にトラブルで中止しており、再挑戦だった。 【共同通信】
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