「イプシロン」打ち上げ 12年ぶり新型ロケット宇宙望遠鏡「スプリントA」を搭載し、打ち上げられる「イプシロン」1号機=14日午後2時、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日午後2時、新型ロケット「イプシロン」1号機を、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げた。発射19秒前に中止した8月27日のトラブルからの再挑戦だ。 14日は早朝から準備が進み午前11時ごろ、機体が整備棟を出て発射地点に据え付けられた。午後1時45分に打ち上げる予定だったが、警戒区域に船舶が入る恐れが出たため15分延期した。 イプシロンは、日本にとって12年ぶりの新型ロケット。コスト高を理由に2006年に廃止されたM5ロケットの後継機で、打ち上げコストを削減するためIT技術を大幅に取り入れた。 【共同通信】
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