東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 国際 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【国際】

凍結精子で生まれたゾウ ウィーンで世界初

写真

 【ウィーン=共同】ウィーンのシェーンブルン動物園は六日までに、凍結精子の人工授精で妊娠した二十八歳のアフリカゾウ「トンガ」が雌の赤ちゃん=写真、同動物園提供・共同=を出産したと発表した。凍結精子の人工授精でゾウが妊娠した例はあるが、出産に成功したのは世界で初めてとしている。

 赤ちゃんゾウが生まれたのは四日。ぎこちない足取りでトンガについて回り、三十分ごとに乳を飲んでいるという。父親は、アフリカの保護区にいる野生のゾウ。採取したばかりの精子や冷蔵した精子によるアフリカゾウの人工授精は珍しくないが、今回は欧州まで精子を運ぶため凍結する必要があった。

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo