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思い出の写真返却 震災2年半を前に9月8日 16時1分
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東日本大震災からまもなく2年半になるのを前に、がれきの中などから見つかった写真を持ち主に返そうと、岩手県宮古市の祭りの会場では、集められたおよそ2万枚の写真が並べられ、訪れた人たちが思い出の1枚を探しました。
震災からまもなく2年半となる今も、宮古市では、がれきの中などから見つかった、持ち主が分からない写真およそ2万2500枚が保管されていて、市が持ち主に返す取り組みを続けています。
8日は、市内で開催されている祭りの会場に、汚れを落とすなどしたおよそ2万枚の写真が並べられました。
被災者の中には今も家族や親しい人の写真を探している人が多く、訪れた人たちが、家族が笑顔で写った写真や結婚式などの写真を1つ1つ手に取っては思い出の1枚を探していました。
津波で自宅が大きな被害を受けた宮古市の60代の女性は「津波で流された自宅の建物の写真が残っていないか探しに来ました。めいの幼いころの写真は見つかりましたが、自宅の写真が見つからなくて残念です」と話していました。
宮古市では今後も仮設住宅を回るなどして、写真を持ち主に返す取り組みを続けることにしています。
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