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ちきゅう 震源域の調査再開へ9月13日 12時19分
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南海トラフ付近で起きる巨大地震のメカニズムを解明しようと、独立行政法人・海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」が13日、静岡市の港を出て、震源域の地層を採取する和歌山県沖の調査地点に向かいました。
独立行政法人・海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」は、6年前から紀伊半島の沖合にある南海トラフ付近の海底で掘削調査を進めていて、海底から5200メートルにある、巨大地震を引き起こすとされる震源域の地層の採取を目指しています。
「ちきゅう」は13日、静岡市の清水港を出て、調査地点の和歌山県新宮市の南東75キロの海域に向かいました。
「ちきゅう」での調査は、海底を掘削するパイプを使って行われますが、去年は強風と潮の流れの影響でパイプが船体に接触して損傷したため、2000メートルまで掘り進んだところで中断していました。
「ちきゅう」は14日、調査地点の海域に到着する予定で、準備が整いしだい、去年中断したポイントから再び掘削を始めるということです。
海洋研究開発機構地球深部探査センターの山田康夫企画調整室長は「ちきゅうで採取したデータを防災や減災につなげるため、今回の掘削を成功させたい」と話していました。
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