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'13/9/14

高速乗り合いバス移行で点検



 国が7月末で高速ツアーバスを廃止し、安全基準の厳しい高速乗り合いバスに一本化したのを受け、中国運輸局は13日、ツアーバスから乗り合いバスに移行した事業者を広島市南区のJR広島駅南口近くの停留所で点検した。

 運輸局職員たち4人が出発前の京都行きのバスを点検。運転手に健康状態を聞いたり運行表を持っているかを確認したりした。停留所に運行系統や発車時刻が表示されているかもチェック。いずれも違反はなかった。

 新制度は、昨年4月に関越自動車道で7人が死亡した高速ツアーバスの事故を受けた再発防止策の一環。他の事業者への運行委託を禁じ、夜間は1人の運転距離を400キロ以内とする。中国地方を発着する高速バスは昨年4月に145路線あったが、今月13日現在で100路線に減っている。

 運輸局自動車交通部の冨田直也次長は「今後も繁忙期に点検をして、乗客の安全確保に努める」としている。

【写真説明】高速乗り合いバスの停留所で運転手(右)に健康状態などを聞く運輸局職員




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