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'13/9/14

広島県の懸賞が景表法違反


 広島県は13日、観光キャンペーン「おしい!広島県」の一環で実施していた県産品が当たる懸賞企画で応募条件を誤り、景品表示法に違反していた、と発表した。

 懸賞は、県内の観光施設の入場券か宿泊先の領収書を付けて応募すれば、最高1万円相当の県産米などが抽選で41人に当たる。入場券や宿泊費の金額は問わず、チラシやホームページで8月上旬から募集した。

 県によると、入場券や領収書は同法の規定で、景品の最高額の20分の1に当たる500円分以上なければならない。だが、規定を知らなかった担当者が応募要項に明記せずに告知していた。

 今月4日、外部の指摘で判明した。約50万円をかけた6万部のチラシは廃棄して作り直し、11月末までの募集は継続する。

 懸賞には12日までに16件の応募があり、9件が500円未満の入場券だった。県が謝罪し、再応募を要請する。県観光課は「認識不足だった。法律違反はあってはならず、申し訳ない」と陳謝した。




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