ニュースランキング

'13/9/14

広島県人口を2184人過少報告


 広島県は13日、住民基本台帳に基づく総務省の人口動態調査で県の日本人の人口を2184人少なく報告していたと発表した。広島市の事務処理のミスが原因。総務省が8月に公表した人口と誤差を生じる事態となった。市は「再発防止に向け的確な事務処理の徹底を図る」としている。

 同調査では、市町村が都道府県を通じて3月末の人口を総務省に報告。同省が8月28日に調査結果を発表し、県人口を283万6043人と公表した。だが実際は283万8227人だった。

 県によると、広島市が市人口を2184人少ない116万4755人と県に過少報告。4月1日以降に転出予定の人数を差し引いたためという。県はそのまま5月下旬、総務省に報告した。市が6月に入ってミスに気付き、県が修正を求めたが、総務省は「数値を確定し、詳細な分析に入っている」と誤った人口のままで公表した。

 県人口の都道府県順位は12位で変わらない。一方、転出者が転入者を上回る社会減は6364人で全国で6番目に多いと公表されたが、実際には4199人で12番目だった。

 このほか、尾道、庄原市は日本人だけの世帯数などを誤った。




MenuTopBackNextLast