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科学
「イプシロン」打ち上げ成功 惑星観測衛星を軌道に投入
イプシロンは低コストと効率性が特徴。H2Aの固体ロケットブースターやM5の技術を流用して開発費を抑えた。打ち上げ費用は初号機は当初見込みで53億円だが、本格運用時にはM5の半分の38億円に削減する。
IT(情報技術)の活用で簡易な打ち上げ管制を実現した。初号機は機体を自動点検する世界初の装置の機能確認を行ったほか、上段に液体燃料エンジンを搭載し、固体燃料ロケットでは不利とされる衛星の軌道投入精度を向上させた。
5年間で計3機を打ち上げる計画で、2号機は27年度の予定。コスト削減をさらに進め、将来は商業衛星打ち上げ市場への参入を目指す。
打ち上げ日は当初、8月22日の予定だったが、地上設備の誤配線や機体姿勢の誤検知で2回延期された。
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