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イプシロン打ち上げへ トラブルから再挑戦 12年ぶり新型ロケット
2013.9.14 07:42
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日午後、新型ロケット「イプシロン」1号機を、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げる。発射19秒前に中止した8月27日のトラブルからの再挑戦だ。
イプシロンは、日本にとって12年ぶりの新型ロケット。コスト高を理由に2006年に廃止されたM5ロケットの後継機で、打ち上げコストを削減するためIT技術を大幅に取り入れた。
人工知能による機体の自動点検で、組み立てにかかる期間を従来の6分の1の約1週間に短縮。パソコン2台で機動的に運用できる「モバイル管制」と合わせて、点検や管制に携わる人手を省力化した。
一方で開発に伴うトラブルも起こり、打ち上げ日を2回延期した。
◇
イプシロンロケット打ち上げの経過は次の通り
2006年 コスト高を理由にM5ロケットが廃止
13・5 新型ロケット「イプシロン」の初打ち上げを8月22日に決定
8・8 配線に誤りが見つかり打ち上げを27日に延期
20 打ち上げリハーサル
27 予定時刻の19秒前に打ち上げ中止
30 ロケットと地上管制装置の通信に0・07秒ずれがあり、リハーサルで見落としたと発表
9・8 管制装置の設定を修正し、あらためてリハーサル
12 打ち上げを14日午後1時45分と決定
14 打ち上げ日
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