手違いで「無料」航空券販売　ツイッターで瞬く間に拡散

　米ワシントンから中西部ミネアポリスまで無料、長距離のハワイまでも１０ドル（約千円）―。米ユナイテッド航空が１２日、インターネットを通じた予約販売で一時的に多くの国内線の航空券を税別で無料、または１０ドルといった超格安で売り出す珍事が起きた。米ＣＮＮテレビなどが１３日に報じた。

　ユナイテッドは１３日に短文投稿サイト「ツイッター」で、同社の手違いが原因だったとして「（予約時に表示された価格で）航空券を提供する」と説明した。競争相手の格安航空会社（ＬＣＣ）も顔負けの「目玉価格」に、予約した顧客からは「宝くじに当たったようだ」と歓喜する声も出ている。

　無料や超格安の航空券の情報は、利用客が会員制交流サイト（ＳＮＳ）で知らせたため瞬く間に広がった。ユナイテッドが間違いに気付き、約１５分後に打ち切ったという。予約数は不明。（共同）