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経済
【プロが教える就活最前線】小学校の算数もあやうい。受験勉強フリー世代の恐るべき実態
2013.9.14 12:00
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「学生の学力低下は、何も学生本人だけの問題だとは言い切れません。ここ最近、AO入試や推薦入試が大幅に増えたので、「受験勉強をせずに大学に入る学生」が増加しているんです。一般入試でも、「受験さえすれば事実上合格にする」という基準を設けている大学もあると聞きます。少子化の影響で学生の獲得争いは熾烈な状況ですので、「大学への入学」は容易になりました。しかし、「きちんと企業から内定をもらって卒業する」というハードルが徐々に高くなっているように感じます。」
また、企業の人事担当者にも話を聞いた。
「業種や職種にもよりますが、極論を言うと、「学力や筆記試験の結果が仕事の出来に直結する」とは言えません。しかし、社会に出て仕事をする中では、「自分で物事を考える力」や「現状を分析する能力」、「多少の困難でも諦めない継続性」が欠かせません。これらのことは勉強を継続して行う中で培われる可能性が高い。あまりにも筆記試験の点数が悪い学生であれば、「この子は困難なこと(この場合では勉強のこと)があればすぐに投げ出してしまうのでは?自分で物事を考える力が乏しいのでは?」という印象を抱いてしまいます。」
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