首都圏に暮らすアイヌ民族が生きいきと自分たちを発信する「アイヌ感謝祭」が9月29日午後、東京・新宿区の「R'Sアートコート」でひらかれた。各地から150人が集まり、歌・踊りなどのステージ発表やワークショップなどをとおし、にぎやかに交流した。
部落解放同盟も和田中執をはじめ、関東ブロックの都県連を中心に参加した。
主催は、生活館を求める首都圏アイヌの会。「ウタリ(同胞)が集い、学べる場」−生活館の首都圏設置を求めて同日発足した。代表の島田あけみさんは「きょうこの場で発足した。マイノリティと手をつなぎ、アイヌの仲間と精いっぱい活動したい」と語った。
感謝祭では、宇梶静江さんのお話や弓野恵子さんのカムイユカラ(神謡)のほか、歌・踊り(リムセ、ウポポ)、ムックリ(口琴)・トンコリ(弦楽器)演奏などを首都圏アイヌをはじめ、アコースティックの2人組「ZiZi」やアイヌ音楽・踊りのユニット「SANPE&ヤイレンカ」が披露。会場を巻き込み、大いに盛りあげた。刺繍やムックリ・踊りのワークショップやアイヌ料理店「ハルコロ」も出店した。
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