2013.9.14 05:04(2/3ページ)

虎・西岡2戦連続3安打!CS「1番」アンタや!

西岡は一回に中前打

西岡は一回に中前打【拡大】

 九回に迎えた第5打席。外角低めのボールを見逃すと、審判のストライクのコール。思わず天を仰いだ。一発が出れば、サイクルヒット達成だった。それでも西岡は2試合連続の猛打賞に納得していた。やはり背番号「7」の定位置はメンバー表の1番上だ。

 「チャンスを作る1番打者としての仕事ができた」

 1-1の同点に追いつかれた直後の五回だ。一死走者なし。フルカウントから左腕・八木の外角直球を逆らわず、打球は、右翼手の頭上を越えた。快足を飛ばして一気に三塁へ。鳥谷のタイムリーで一時勝ち越しとなるホームを踏んだ。

 「初回やから、思い切っていい場面だと思うし、アウトになったのは反省しなければいけないですけど、そういう気持ちというのはいいと思う」

 一回には中前打で出塁し、今季10個目の盗塁に成功。さらに、次の投球で三盗を狙う積極性を見せた。八木に気付かれてアウトにはなったが、攻撃的な姿勢をみせた。そして、七回にも無死一塁から左翼線二塁打で今季12度目の猛打賞。これで11日の中日戦(甲子園)で「1番」に復帰以降、3試合で打率・571(14打数8安打)と大暴れだ。

 和田監督は「西岡、鳥谷というところに当たりが出てきている。あそこらへんが奮起して、ここからでも遅くない、ここから上げていかないといけない」と1番・西岡に期待を込めた。

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