2013.9.14 05:03(1/2ページ)

“虎のジェイソン”スタン「13金」バレ狩り8勝!

13日の金曜に、虎の“ジェイソン”スタンリッジがバレ狩りだ

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 (セ・リーグ、ヤクルト2-3阪神、18回戦、阪神14勝4敗、13日、神宮)マウンドから降りても興奮が冷めない。スタンリッジが、剛腕でストップをかけた。連敗を止め、“大捕物”も成し遂げたヒーローは、手を振りながら三塁側ファウルグラウンドを引き揚げた。13日の金曜に、虎のジェイソンがバレ狩りだ。

 「本当に楽しかった。1球1球にファンの方が注目していたからね。かわしながら、というのは頭になかった。真っすぐが一番いいボールだと思っていたから」

 「56号」は、いつ飛び出すのか-。国民的関心事に、虎の助っ投がさらされた。一回二死一塁でバレンティンが打席へ。地鳴りのような歓声の中、右腕も燃えた。4球目、外角への147キロ直球を弾き返され、打球は中堅上空へ。「先っぽ? そうだと思ったよ。少し心臓の鼓動を感じたけどね」。フェンス手前への中飛だった。

 第2打席は1-0の三回二死一、二塁。カウント2-2から、内角高めへの152キロで空振り三振を奪った。六回の第3打席も外角直球で右飛に封じた。

 背中の張りを訴えて2日に今季初めて出場選手登録を抹消された。痛恨の1敗を喫した8月27日の巨人戦(東京D)以来17日ぶりの登板で、和田監督も「抹消する前と同じような球のキレがあった。まずまずだった」とうなずく熱投だ。6回4安打2失点(自責1)で8勝目(9敗)。虎初年の2010年以来、3年ぶりの2けた勝利へも視野に捉えた。

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