味方が1点を先制すると、三回には二死一、二塁でバレ砲を迎えた。絶体絶命だったが、カーブと直球を組み合わせ挑んだ。5球目、インハイへの152キロで豪快に空振り三振を奪うと、なにごともなかったようなクールな表情でマウンドを降りた。3度目の対決となった六回にも右飛に仕留めた。
17日ぶりの登板で、6回2失点と力投。ヤクルトの主砲を完璧に抑え、流れを引き寄せると、七回に新井貴が決勝の犠飛。約1カ月ぶりとなる8勝目が転がり込んだ。
阪神・中西投手コーチ(バレンティン対策に)「逃げないで、思い切っていけと伝えた」