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ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・

シリア政府による化学兵器の使用 可能性大(HRW)

 ヒューマン・ライツ・ウォッチのレポートの日本語訳です。
▽シリア:政府による化学兵器の使用 可能性大(ヒューマン・ライツ・ウォッチ)
  1. 2013/09/13(金) 18:42:41|
  2. 未分類
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コメント

「(引用始め)化学物質を散布したと考えられる2種類の地対地ロケットシステムを特定した。

最初の型式は東グータ攻撃の現場で発見されたが、大量の液体化学物質を積載し、散布するよう設計された弾頭を備えていたとみられる330ミリロケット弾だった。

2番目の型式は、西グータ攻撃で発見された旧ソ連製140ミリロケット弾で、参考文献によれば3タイプの弾頭のなかからひとつを装填可能で、これには、2.2キロのサリンを運搬散布するよう特別に設計されたものも含まれる。

シリア政府は化学兵器による攻撃を否定し、反政府勢力の行いと非難しているが、その主張を裏づける信頼性の高い証拠は全く提供していない。

ヒューマン・ライツ・ウォッチと、シリアでの武器使用を監視してきた兵器専門家陣は、攻撃で使われた140ミリと330ミリのロケット弾とそれらに付随する発射装置を、反政府軍が保有しているという事実をこれまで確認していない(引用終り)」。


あの反体制派「自作自演説」を流した馬鹿左翼と確信犯の北朝鮮シンパは極刑だ。スパイ防止法があればの話だが。

騙される方も方でそんなの旧ソ連製兵器の改良型に決まってた。つまり、シリア=北朝鮮=イランのライン。

しかし、複数ネーム氏は単に正義感の余った愚か者か、もしくは総連あたりから小遣い貰った工作員のどちらだろう。愉快犯にしてはあまり愉快な人物ではないが。
  1. URL |
  2. 2013/09/14(土) 01:32:36 |
  3. 道楽(どら)Q #-
  4. [ 編集]

そしてさらに

「(引用開始)ヒューマン・ライツ・ウォッチ緊急対応部門のディレクターであり、本報告書を執筆したピーター・ブッカーは、「8月21日のグータ攻撃で使用された兵器システムの動かぬ証拠は、ロケット弾の残骸と被害者の症状にある」と述べる。

「あの恐ろしい朝に政府軍がダマスカス近郊に向けて化学兵器を装填したロケット弾を発射したことを、証拠が強く物語っている。」

ロケット弾とその発射装置の型式が強く示すのは、これらは政府軍のみが保有・使用可能なことで知られている兵器システムだったということだ(引用終り)」。


国連職員にも変な証言をした連中がいたがロシアあたりのスパイなんでしょうかね。
  1. URL |
  2. 2013/09/14(土) 01:44:50 |
  3. 道楽(どら)Q #-
  4. [ 編集]

産経は実に良い記事を書きますな。


シリア問題でほくそ笑む金正恩氏
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130914/kor13091407000002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130914/kor13091407000002-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130914/kor13091407000002-n3.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130914/kor13091407000002-n4.htm


四ページ目にこうある。

「(引用開始)シリア支援の朝鮮人民軍の参謀は軍強硬派で韓国・哨戒艇「天安」撃沈事件や延坪島砲撃事件を指揮したことでしられる金格植総参謀長だとされる。

金氏は1970年代からシリアに駐在武官として10年以上の勤務歴があり、北朝鮮のシリア・コネクションの中心人物とみなされている(引用終り)」。

韓国・哨戒艇「天安」撃沈事件とシリアの化学兵器使用の両方とも自作自演説が流されたがこの二つを結びつけるのが金格植総参謀長ら北朝鮮のシリア・コネクション。

シリア反体制派自作自演説は彼らの入れ知恵というのもあながち間違えで無いのではないか。日本も彼らの意に沿った事を言う連中が居る。田中某とか。
  1. URL |
  2. 2013/09/14(土) 08:32:32 |
  3. 道楽(どら)Q #-
  4. [ 編集]

国連のカルラ・デル・ポンテ調査官は、トルコで短期間の聞き取りをしただけですからね。単にアサド政権側の要員に騙されただけだと思います。
  1. URL |
  2. 2013/09/14(土) 09:30:16 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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