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【モータースポーツ】【F1】15年復帰のホンダ、イタリアGPを視察 新井専務「焦った のんびりしてられない」2013年9月14日 8時45分 技術的な課題が山積み
2015年にF1へ復帰するホンダ。その第4期活動を統括する新井康久専務執行委員(56)が、先週末の第12戦イタリアGP(6〜8日=モンツァ)を視察した。F1復帰を表明してから初めてのF1の現場だが、総勢わずか2人というこぢんまりとした訪問だった。新参者に目ざといF1村の人々も、私服で歩き回る彼らがホンダF1の関係者とはさすがに気付かなかったようだ。 ◇ ◇ ◇ 再来年からパートナーとなるマクラーレンは、来季まではメルセデスエンジンの供給を受ける。そんな微妙な状況を気遣ってか、新井専務らはマクラーレンのピットやホスピタリーブースにも一切近寄らなかった。 「今回訪問した一番の目的は、最新のF1がどんな状況かを確認することです。そしてこれからの準備で何をすべきかを肌で感じる。そういうことが狙いでした」と新井専務。あくまでもF1最前線の雰囲気を身をもって感じ、今後の開発に生かしたいというシンプルな思いだったようだ。 ホンダはこの夏、英国ミルトンキーンズにF1の活動拠点を構えることを発表した。この前線基地、あるいはマクラーレンのファクトリーに、ホンダのエンジニアらの派遣もすでに始まっているのだろうか。新井専務は「いえ、まだまだです。新しく造ったところは建物だけの状態で、これから中をどうするかという段階です。マクラーレンとはもちろん技術的な情報交換をしていますが、ファクトリーの中に常駐してるわけではありません。今後もそういうこと(常駐)にはならないと思います。パワーユニットの開発はあくまで日本が主体。ミルトンキーンズは、マクラーレンへの最終出荷場所と考えていただければいいです」とこれからを強調した。 15年のF1復帰に向けての準備は? 「技術的な課題が山積みです。でも、だからこそ、ものすごくやりがいがある。再来年なんて、あっという間です。のんびりしてられない。実際に(現場へ)来て気持ちが焦りました(笑)。身を引き締めてきちっとやらないと、一流どころに伍(ご)して戦うことはできないぞ−という思いを新たにしました」と新井専務。ようやく動きだしたばかりのホンダのF1プロジェクト。同じマクラーレンとコンビを組んだ第2期の黄金時代を再び築くため、これから血を吐くような思いで開発に没頭するつもりだ。(柴田久仁夫) PR情報
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