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【モータースポーツ】

【WRC】オジエ、初タイトルへ視界良好 第10戦オーストラリア・ラリーDAY1

2013年9月14日 8時47分

母国フランスを待たずにチャンピオンを決める覚悟のオジエ(カメラ=小林直樹)

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 【コフスハーバー(オーストラリア)古賀敬介】世界ラリー選手権(WRC)第10戦オーストラリア・ラリーは12日、当地でDAY1のスーパーSSを2本行い、A・ミケルセン(フォルクスワーゲン=VW)がトップ、K・ミーク(シトロエン)が2番手で続いた。S・オジエ(VW)は4番手だった。

   ◇   ◇   ◇

 2年ぶりの開催となったオーストラリアラリーの舞台は、東海岸のコフスハーバー。シドニーとブリスベーンの間にあるこの町は、今回世界中から大きな注目を集めている。ドライバーズ選手権をリードするオジエが、ランキング2位のT・ヌービル(フォード)に9ポイント差つければ、3戦を残した状態で初タイトルが決まるからだ。

 オジエは、母国イベントとなる次戦WRCフランスで戴冠したいのでは? という質問に対し「できるだけ早く決めたいから、別にフランスでなくてもいい。今回、全力でタイトルを狙う」と返答。南半球で9年ぶりにWRC新王者が誕生する可能性が出てきた。

 競技の開始を前に、12日の午前中に行われた予選ではスポット出場のK・ミーク(シトロエン)がトップタイムをマークし、最も有利な10番手の出走順を選んだ。シトロエンはターマック(舗装路)の前戦ドイツで優勝も、グラベル(未舗装路)でのスピードがいまひとつなD・ソルドの代わりに、今回ミークを出場させた。

 ミークは以前MINIのワークスドライバーだったが、チームの予算不足でほとんど実戦に出ることができず。今年WRCフィンランドでシトロエンにチャンスを与えられ、そこで速さを見せたことが今回の出場につながった。オーストラリアでの成績次第では、来季シトロエンの正ドライバーとなる道が開ける。苦労人のミークにとって今回は正念場だ。

 ラリーは13日から本番で、コフスハーバー南側エリアの森林地帯で3本のステージを各2回走行し、一日の終わりには再びコフスハーバーで2本のスーパーSSを実施。全8本のSSを終えてオジエが貫禄のトップ。ヌービルは3位で、このままだとオジエの初タイトルが決まる可能性が高い。

 

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