韓国の平昌(ピョンチャン)で開かれる2018年冬季オリンピック大会の組織委員会は9日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたIOC=国際オリンピック委員会の総会で、開催に向けた準備状況を報告しました。
この中で、組織委員会の金振兟(キム・ジンソン)委員長は、平昌オリンピックがビジョンとして掲げる「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」について、欧米に比べて比較的弱いアジアの冬季スポーツを発展させることなどを目指すものと説明し、「文化・環境・平和のオリンピックを実現したい」と強調しました。
また、金委員長は、競技場の建設状況や宿泊施設など、開催に向けた準備状況について詳しく説明しました。
これに対し、IOC側からは、朴槿恵(パク・クネ)大統領が韓国政府として平昌冬季オリンピックの成功に向けて支援すると述べたことにふれながら、「準備状況は満足できる水準だ」と述べました。