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事件
トリチウム13万ベクレルに上昇 タンク漏洩で
2013.9.13 23:30
東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水が漏(ろう)洩(えい)した問題で、東電は13日、タンク北側の観測用井戸で12日採取した地下水から、トリチウムを1リットル当たり13万ベクレル検出したと発表した。11日に採取した水からは1リットル当たり9万7千ベクレルが検出されており、約1・3倍に上昇した。タンクから漏れた汚染水が土壌にしみ込み、汚染がさらに進行している可能性が高まった。
この観測用井戸は、地上タンクから漏洩した汚染水がコンクリートせきの外に流れ出して地中へしみ込んだ場所から約2メートル離れた地点。この井戸でくみ上げた地下水の分析が始まった8日から、トリチウム濃度が約31倍に上昇したことになる。
この井戸からは、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質も1リットル当たり1600ベクレル検出されている。
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