被害にあった2人が訪れたレンタルバイク店には、友好を示すため日本の国旗が掲げられていた=11日、トルコ中部ギョレメ、葛谷晋吾撮影 |
カッパドキアの観光客が訪れるカフェ。従業員は、事件への謝罪の言葉をプリントしたTシャツを着ていた=11日、トルコ中部ギョレメ、葛谷晋吾撮影 |
【ギョレメ(トルコ中部)=金井和之】日本人女子大生殺傷事件が起きたトルコ中部の世界遺産カッパドキアでは、事件の影響で日本人観光客が減ることを心配する地元業者らが「信頼回復」に懸命だ。
トピックス「トルコ女子大生殺傷事件」「我々が事件にどれだけ怒っているか、日本の人々に伝えてほしい」。現場近くのホテルのマネジャー、スレイマン・ドイムシュさん(30)は記者に訴えた。
カッパドキアでは5月、熱気球の墜落事故で外国人2人が死亡。6月の反政権デモに続き、今回の殺傷事件は大打撃だ。周辺自治体はパトロールを強化し、町中にトルコと日本の国旗を並べて両国の友好をアピール。「申し訳ございません」と日本語で書かれたTシャツを従業員に着せる飲食店もある。旅行業者のアリ・バッティルさん(26)は「信頼は少しずつ取り戻すしかない」と話した。
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朝日新聞国際報道部