2013年08月22日

<デイリー>AKB48「恋するフォーチュンクッキー」またも初日109.6万枚でミリオンへ・・・nammyblog vol.111

AKB48「恋するフォーチュンクッキー」.jpg


AKB48の32ndシングル「恋するフォーチュンクッキー」の初日売上枚数が発表された。
その初日売上は109.6万枚、いきなりのミリオンスタートである。
AKB自身、デイリーチャートでの初日ミリオンは下記の通りである。

■AKB48 初日ミリオン達成作品■

102.6万枚 フライングゲット/2011.8/24
104.6万枚 風は吹いている/2011.10/26
117.1万枚 真夏のSounds good!/2012.5/23
145.1万枚 さよならクロール/2013.5/22
109.6万枚 恋するフォーチュンクッキー/2013.8/21


6月開催の「第5回AKB選抜総選挙」で1位を獲得した指原莉乃が初センターを務める本作。
これまでにない「音頭」をテーマにしたナンバー。
初期メンバーである篠田と板野の卒業に伴いラストシングルともなる。

5月発売の「さよならクロール」は総選挙投票券付シングルとして初動で145万枚、週間は176.3万枚という歴代最高記録を打ち出したのは記憶に新しい。先週付までで194.9万枚に達し、200万枚目前となりアイドルグループではSPEEDの「WHITE LOVE」を超えたという報道もでたが比較する事自体がおかしいと思う。
SPEEDのシングルは売れるべく達成された売上であり、複数枚ドカ買いをするAKB関連シングルが次々と神聖なる歴代ランキングを塗り替えていくのにはチャートマニア歴20年強の私自身、どうしても腑に落ちない今日この頃であります。

今回の初日ミリオンにより13作連続通算14作目のミリオンセラーとなった。
歴代最多記録であるB'zの13作連続ミリオンに今回で並び歴代1位タイ記録に、通算15作のミリオンを誇るB'zの記録も危うくなってきてしまった。
このままAKB商法を暴走させて良いものか・・・。
44年間の歴史あるオリコンの歴代記録をAKBに独占されてしまう日もそう遠くない気がしてしまう。
posted by nammy at 00:10| 埼玉 雨| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月18日

同一アーティストによる同時チャートイン例・・・nammyblog vol.110

これまでアーティストの同時発売における同時ランクインという記録があります。
シングルチャートTOP100内に「○○作同時チャートイン」なんて見出しの記録もこれまで多く達成されていますね。

この同時ランクイン記録は新作同時発売ではなく、旧譜作品の再発シングルにおける記録が殆どです。
そのタイミングはそれまでレコード盤でしか発売されていなかった作品をCDシングル化された際や、8cmシングルの作品を12インチ化した際に起こる現象です。

新譜同時発売の記録としてはラルク・アン・シエルが98年7月8日に発売した3作同時ランクインや99年1月発売のDIR EN GREY、2009年12月の関ジャニ∞、12年1月のbaroqueなどがTOP10内同時3作ランクイン達成しています。
同一シングルにおける内容違いや地方別盤などで02年6月に山崎まさよしの「心拍数」がTOP100内に10作同時ランクイン、04年6月にGLAY「天使のわけまえ」で9作同時TOP100内ランクインなど珍記録も残っていますね。
 
1989年6月28日発売の2年ぶりとなるシングル「ANNIVERSARY」をリリース。
その際にそれまで松任谷由実名義として発売していたレコードシングル盤15作を8pCD化して再発されたのである。
「YUMING SWEETS」シリーズと名し、77年の「潮風にちぎれて」から87年の「SWEET DREAMS」までの15作を再発。
オリジナルアルバムにも未収録のシングル盤をデジタル化として購入するファンは殺到した。
瞬く間に6月28日に発売された16作のユーミンのシングルは見事89年7/10付でTOP100内に全てを送り込む快挙を成し遂げたのだ。
特に現在もマキシ化されていないうえに、8cm盤は絶版な為に非常に貴重なシングルたちだ。

■1989年7月10日付シングルチャート
松任谷由実16作同時チャートイン

02位 「ANNVERSARY」
43位 「ボイジャー」
46位 「潮風にちぎれて」
49位 「白日夢・DAY DREAM」
56位 「遠い旅路」
61位 「守ってあげたい」
67位 「星のルージュリアン」
71位 「埠頭を渡る風」
83位 「Esper」
84位 「ダンデライオン」
87位 「メトロポリスの片隅で」
89位 「帰愁」
91位 「夕闇をひとり」
94位 「入江の午前3時」
96位 「SWEET DREAMS」
97位 「ハルジョオン・ヒメジョオン」


なかなか旧譜シングルの再発盤を同時ランクインさせるにはアーティストパワーが必要になりますよね。

そして同じくレコードシングル盤を8cmCD化させて同時14作ランクインさせたのは88年にデビュー10周年を迎えたサザンオールスターズ。
彼らのデビューシングルから最新シングルまでをユーミンと同じくランクインさせた。
1988年7月4日付の出来事である。
しばらく活動休止しており、3年ぶりの再始動シングル「みんなのうた」を88年6月25日にリリース。
その際に旧譜シングル23作が8p化された。
発売週の7/4付では新作を含む12作が同時チャートイン、翌週の7/11付ではさらに2作を加えた14作がTOP100入りを果たした。
それまでの歴代記録No.1記憶を保持するも翌年にユーミンに記録更新されるが、それから16年後の2005年、再びその記録は8cmからマキシ化された自身の作品により歴代最多TOP100内ランクイン記録を取り戻したのである。

■1988年7月10日付シングルチャート
サザンオールスターズ14作同時チャートイン

02位 「みんなのうた」
34位 「いとしのエリー」
46位 「チャコの海岸物語」
59位 「メロディ」
60位 「Ya Ya(あの時代を忘れない)」
70位 「ボディ・スペシャルU」
75位 「栞のテーマ」
78位 「ミス・ブランニュー・デイ」
80位 「いなせなロコモーション」
81位 「東京シャッフル」
83位 「Bye Bye My Love」
84位 「勝手にシンドバッド」
86位 「Tarako」
88位 「C調言葉に御用心」


2005年7月4日付で凄い事が起きた。
8cmCDから16年を経て全てのシングルがマキシシングルとして復活。
何と歴代最多となるTOP100内に44作同時ランクインという大記録をサザンが打ち出したのである。
44作同時というのはこれまでも聞いたことがない。TOP100内中、44作をサザンが独占するという凄まじさ。
内訳はTOP50内に30作!18位、20位〜25位、27位〜63位までがサザンオールスターズだ。
恐らくこの先もこのTOP100内44作同時チャートイン記録は破られることはないだろう。

■2005年7月4日付シングルチャート
サザンオールスターズ44作同時チャートイン

18位 「ボディ・スペシャルU」
20位 「TSUNAMI」
21位 「Tarako」
22位 「ネオ・ブラボー!!」
23位 「東京シャッフル」
24位 「Ya Ya(あの時代を忘れない)」
25位 「イエローマン〜星の王子様〜」
27位 「メロディ」
28位 「わすれじのレイド・バック」
29位 「いとしのエリー」
30位 「真夏の果実」
31位 「勝手にシンドバッド」
32位 「ジャズマン」
33位 「気分しだいで責めないで」
34位 「思い過ごしも恋のうち」
35位 「LOVE AFFAIR〜秘密のデート」
36位 「シャ・ラ・ラ」
37位 「みんなのうた」
38位 「チャコの海岸物語」
39位 「匂艶NIGHT CLUB」
40位 「エロティカ・セブン」
41位 「栞のテーマ」
42位 「ミス・ブランニュー・デイ」
43位 「C調言葉に御用心」
44位 「あなただけを」
45位 「Bye Bye My Love」
46位 「いなせなロコモーション」
47位 「恋するマンスリー・デイ」
48位 「BLUE HEAVEN」
49位 「太陽は罪な奴」
50位 「フリフリ'65」
51位 「クリスマス・ラブ」
52位 「01MESSENGER〜電子狂の詩〜」
53位 「女神達への情歌」
54位 「マンピーのG★SPOT」
55位 「涙のキッス」
56位 「愛の言霊」
57位 「さよならベイビー」
58位 「涙のアベニュー」
59位 「Big Star Blues」
60位 「PARADISE」
61位 「シュラ・バ・ラ・バンバ」
62位 「素敵なバーディー」
63位 「EMANON」


88年に成せなかった全シングルの同時チャートインを見事達成させた瞬間だ。
オリジナルアルバムやベストにも収録されていない旧譜シングルがやはり上位にランクインしてますね。

レコードから8cm化への記録としてこんな記録もあった。

■1989年6月12日付シングルチャート
BOØWY7作同時チャートイン

37位 「ONLY YOU」
39位 「わがままジュリエット」
40位 「マリオネット」
46位 「BAD FEELING」
59位 「季節が君だけを変える」
61位 「ホンキー・トンキー・クレイジー」
63位 「B・BLUE」

■1989年9月4日付シングルチャート
南野陽子9作同時チャートイン

36位 「トラブル・メーカー」
65位 「恥ずかしすぎて」
67位 「さよならのめまい」
73位 「楽園のDoor」
75位 「風のマドリガル」
76位 「悲しみモニュメント」
77位 「秋のIndication」
81位 「はいからさんが通る」
82位 「接近」

■1989年10月2日付シングルチャート
TM NETWORK 11作同時チャートイン

21位 「DIVE INTO YOUR BODY」
31位 「Get wild」
32位 「GIRL」
34位 「Self Control」
35位 「アクシデント」
38位 「金曜日のライオン」※初チャートイン
41位 「All Right All Night」
44位 「1974」
61位 「YOUR SONG」
63位 「Come on Let's Dance」
65位 「DRAGON THE FESTIVAL」


1989年9月21日に再発されたTMのCDシングル。デビュー作となる「金曜日のライオン」は当時TOP100入りをせず、発売から5年の歳月を経て初チャートインとなった。

88年〜89年にかけては旧譜レコードからのCDへ移行時期もあり、作品の再発が目立ちますね。
このタイミングだからこそ同時ランクインを残せた結果なのかも知れませんね。

では8cmから12cmへ移行した00年代、数々の90年代のヒット作をマキシ化させた例としては01年の浜崎あゆみや03年のB'z、05年のKinki Kids、06年のラルクなどに続きます。

■2001年3月19日付シングルチャート
浜崎あゆみ10作同時チャートイン

01位 「NEVER EVER」
25位 「evolution」
37位 「LOVE〜Destiny〜」
46位 「M」
48位 「YOU」
49位 「TO BE」
50位 「Depend on you」
54位 「WHATEVER」
55位 「Trust」
56位 「Poker face」
59位 「Fo My Dear...」


人気絶頂期でのマキシ化。デビュー作から最新作までの全てをTOP100内に送り込んだ。

■2003年4月7日付シングルチャート
B'z 11作同時チャートイン

01位 「IT'S SHOW TIME!!」
03位 「BE THERE」
04位 「ZERO」
05位 「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」
06位 「LADY NAVIGATION」
07位 「Easy Come Easy Go!」
08位 「ALONE」
09位 「BLOWIN'」
10位 「太陽のKomachi Angel」
11位 「裸足の女神」
12位 「愛しい人よGood Night...」


1位、3位〜12位までをB'zが独占。TOP10内同一アーティストによる独占は歴代1位の記録。
2位にSMAP「世界に一つだけの花」がランクインされているが、もしも下降してB'zが1位〜11位まで独占したら凄まじい記録が生まれていた。

■2006年9月11日付シングルチャート
ラルク・アン・シエル15作同時チャートイン

05位 「the Fourth Avenue Cafe」
12位 「Blurry Eyes」
13位 「虹」
14位 「flower」
15位 「夏の憂鬱」
17位 「Lies and Truth」
18位 「Vivid Colors」
19位 「風にきえないで」
20位 「HONEY」
21位 「winter fall」
22位 「snow drop」
23位 「DIVE TO BLUE」
24位 「花葬」
25位 「forbidden lover」
27位 「浸食〜lose control」


5位にランクインした作品は本来は96年に発売されるはずだった幻のシングル化。
旧譜もデビュー作から全て軒並み上位にランクインさせた。

■2008年1月14日付シングルチャート
Kinki Kids 7作同時チャートイン

28位 「Happy Happy Greeting」
29位 「硝子の少年」
33位 「愛されるより 愛したい」
36位 「やめないで、PURE」
37位 「フラワー」
43位 「全部だきしめて」
44位 「ジェットコースター・ロマンス」


デビューから10周年を迎えた07年、8cmシングルを全てマキシ化へ再発し、全てランクイン。


最後に再発ではないものの、逝去による旧譜の急上昇があった週です。

■1992年5月25日付シングルチャート
尾崎豊 9作同時チャートイン

04位 「I LOVE YOU」
07位 「汚れた絆」
08位 「卒業」
26位 「太陽の破片」
54位 「DRIVING ALL NIGHT」
56位 「黄昏ゆく街で」
57位 「永遠の胸」
63位 「核」
67位 「LOVE WAY」

■1998年5月25日付シングルチャート
hide 6作同時チャートイン

01位 「ピンクスパイダー」
16位 「ROCKET DIVE」
62位 「Hi-Ho」
74位 「MISERY」
81位 「Beauty & Stupid」
85位 「TELL ME」
posted by nammy at 18:56| 埼玉 雨| ヒットチャート記録編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月17日

連続記録が途切れるとき・・・nammyblog vol.109

アーティストにとってやはり記録が続くに越した事はありませんね。
「○作連続初登場1位」や「○作連続TOP10入り」、こういった記録はないよりもあった方が断然良いと思います。
レコード会社も記録が続けばアーティストの宣伝にもなるし、次のステップアップにも繋がるしね。

さて今でも連続1位記録はB'z(46作連続)やMr.Children、Kinki Kids、嵐、KAT-TUN、NEWS、Hey! Say! JUMP、浜崎あゆみ、AKB48などが更新中ですが、その数字もいつかは途切れる時が来ます。
現役でTOP10入りを続けるモーニング娘。やSMAP、THE ALFEE、サザンオールスターズ、GACKT、EXILE、DIR EN GREY、aiko、BUMP OF CHICKENも素晴らしい記録を更新中です。
過去の特集でも述べるように、ヒットチャートは実力と運が必須です。
ただ週間売上数が高くても、発売するアーティストと鉢合わせすれば2位に甘んじることも十分あり得る話です。
たった一週間発売日がズレただけで1位を獲れたかも知れないと思うとやり切れないですよね。
かといえば、運が良ければTOP3に入らないくらいの週間売上でも1位を獲れてしまう週もあります。
運も実力のうちなのでしょうか・・・。

こうした数々の記録を残してきた音楽界ですが、長きに渡って記録を更新してきたアーティストの連続記録が途切れた瞬間を集めてみました。


■主なアーティストの連続記録が途切れるとき■
タイトル/最高位/累積売上/発売日


◆1位連続記録編

松田聖子(24作連続でストップ)
「Precious Heart」/最高位2位/12.9万枚/1989.11/15

中森明菜(15作連続でストップ)
「I MISSED THE SHOCK」/最高位3位/31.1万枚/1988.11/1

近藤真彦(14作連続でストップ)
「夢絆」/最高位2位/20.4万枚/1985.6/5

ピンク・レディー(9作連続でストップ)
「ジパング」/最高位4位/26.9万枚/1979.3/9

GLAY(9作連続でストップ)
「STAY TUNED」/最高位2位/38.4万枚/2001.7/4

ORANGE RANGE(9作連続でストップ)
「UN ROCK STAR」/最高位3位/8.0万枚/2006.8/30

光GENJI(8作連続でストップ)
「LITTLE BIRTHDAY」/最高位2位/23.6万枚/1990.5/17

工藤静香(8作連続でストップ)
「ぼやぼやできない」/最高位2位/32.4万枚/1991.1/23

南野陽子(8作連続でストップ)
「涙はどこへいったの」/最高位2位/20.5万枚/1989.2/15

桑田佳祐(7作連続でストップ)
「本当は怖い愛とロマンス」/最高位2位/14.7万枚/2010.8/25

チェッカーズ(7作連続でストップ)
「OH!! POPSTAR」/最高位2位/35.4万枚/1986.2/21

菊池桃子(7作でストップ)
「Nile in Blue」/最高位2位/12.2万枚/1987.7/29

ラルク・アン・シエル(7作連続でストップ)
「Link」/最高位2位/23.6万枚/2005.7/20

関ジャニ∞(7作連続でストップ)*3枚同時リリースの為記録更新ならず
「GIFT〜赤」/最高位2位/13.4万枚/2009.12/24

おニャン子クラブ(6作連続でストップ)
「ウェディングドレス」/最高位2位/9.0万枚/1987.8/21

安室奈美恵(6作連続でストップ)
「RESPECT the POWER OF LOVE」/最高位2位/49.1万枚/1999.3/17

宇多田ヒカル(6作連続でストップ)
「Passion」/最高位4位/11.2万枚/2005.12/14

浜崎あゆみ(6作連続でストップ)*1作置き現在25作連続更新中
「Daybreak」/最高位2位/19.7万枚/2002.3/6


◆TOP10連続記録編(15作以上)

田原俊彦(38作連続)
「NUDE」/最高位16位/3.0万枚/1990.11/28

小泉今日子(31作連続)※あんみつ姫名義を含む
「BEAUTIFUL GIRLS」/最高位14位/21.3万枚/1995.11/1

中山美穂(29作連続)
「CHEERS FOR YOU」/最高位17位/12.7万枚/1995.5/17

光GENJI(28作連続)
「Bye-Bye」/最高位13位/9.4万枚/1995.8/2

山口百恵(28作連続)*引退後のリリース作にて
「惜春通り」/最高位34位/3.1万枚/1994.4/21

近藤真彦(27作連続)※リミックス版除く
「Just For You」/最高位11位/4.4万枚/1989.6/1

中森明菜(27作連続)
「片想い」/最高位17位/13.4万枚/1994.3/24

松田聖子(26作連続)
「We Are Love」/最高位16位/6.3万枚/1990.11/21

安室奈美恵(26作連続)
「ALARM」/最高位11位/5.0万枚/2004.3/17

Every Little Thing(26作連続)
「azure moon」/最高位12位/2.6万枚/2006.3/15

CHAGE and ASKA(23作連続)
「SEAMLESS SINGLES」/最高位13位/1.9万枚/2004.4/7

工藤静香(23作連続)
「Moon Water」/最高位14位/17.2万枚/1995.11/20

TM NETWORK(23作連続)
「NETWORK」/最高位13位/2.8万枚/2004.2/25

郷ひろみ(22作連続)
「ぼくのるすばん」/最高位51位/2.5万枚/1978.5/21

野口五郎(21作連続)
「送春曲」/最高位14位/11.8万枚/1978.12/25

ORANGE RANGE(20作連続)
「オボロナアゲハ」/最高位18位/0.6万枚/2013.4/17

河合奈保子(20作連続)
「悲しい人」/最高位21位/1.8万枚/1988.3/1

氷室京介(18作連続)
「永遠〜Eternity〜」/最高位13位/7.8万枚/2000.1/15

CHEMISTRY(18作連続)
「Top Of The World」/最高位28位/1.0万枚/2006.12/6

TOKIO(19作連続)※1作間隔を置き現在27作連続更新中
「恋に気づいた夜」/最高位11位/6.8万枚/2000.9/13

globe(18作連続)
「bitting her nails」/最高位13位/5.6万枚/1999.12/15

シブがき隊(18作連続)
「OH! SUSHI」/最高位17位/3.6万枚/1986.4/10

とんねるず(18作連続)
「おまえが欲しい」/最高位12位/8.9万枚/1996.2/12

大黒摩季(17作連続)
「太陽の国へ行こうよすぐに」/最高位19位/6.4万枚/1999.2/24

ドリームズ・カム・トゥルー(17作連続)※以後一度途切れるが現在21作連続TOP10入り記録継続中
「あはは」/最高位19位/6.0万枚/1998.1/28

松浦亜弥(17作連続)
「砂を噛むように・・・NAMIDA」/最高位14位/2.0万枚/2006.2/1

西城秀樹(17作連続)
「ボタンを外せ」/最高位12位/14.0万枚/1977.9/5

Dragon Ash(17作連続)
「運命共同体」/最高位11位/1.1万枚/2009.2/4

酒井法子(16作連続)※のりピー名義を除く
「あなたに天使が見える時」/最高位12位/3.9万枚/1991.3/21

少年隊(16作連続)
「砂の男」/最高位14位/4.9万枚/1990.12/12

長渕剛(16作連続)
「猿一匹、歌えば侍」/最高位28位/3.0万枚/1998.11/26

ケツメイシ(16作連続)
「闘え!サラリーマン」/最高位12位/3.0万枚/2010.11/17

SOPHIA(16作連続)
「僕はここにいる」/最高位13位/3.5万枚/2003.7/30

TRF(15作連続)
「TRY OR CRY」/最高位18位/4.7万枚/1998.4/29

渡辺美里(15作連続)
「クリスマスまで待てない」/最高位12位/9.5万枚/1991.11/21

南野陽子(15作連続)
「へんなの!!」/最高位11位/7.3万枚/1990.7/1

リップスライム(15作連続)
「SPEED KING」/最高位12位/2.1万枚/2007.11/7


連続1位記録は松田聖子の24作でした。80年代のアイドル戦国時代にここまで連続で1位を獲得する実力はホンモノでしょう。
続く中森明菜は15作連続でストップ。そして14作連続ストップの近藤真彦。
やはり80年代のアイドルパワーは今の時代よりも凄まじい勢いさを感じますね。

TOP10連続記録は38作連続で惜しくもストップがかかった田原俊彦。
1位連続記録は続かなかったものの、TOP10入りは断トツの記録です。
リリース間隔が短いとはいえ、1年間で4枚リリースしたと計算しても9年間TOP10内に送り込むほどの人気。
ましてやグループではなくソロでのその人気の長さはもはや別格!?

小泉今日子の31作も凄い。彼女は現在NHK連続小説「あまちゃん」に出演中で、14年ぶりの新曲が初登場2位というヒットが記憶に新しいですが、売れ方の安定さが根本的に違いますからね。続くわけです。

28作連続で光GENJIは80年代後期の代表的な人気ぶりを見せつけたジャニーズグループ。
彼らが残した8年間の記録の中で、唯一ラストシングルのみTOP10入りを逃したという惜しい記録も。
同時28作の山口百恵。70年代を代表するアイドルでお茶の間で知らない人はいないくらいの人気を残した。
現役引退後、14年が過ぎた頃に8cmとしてリリースされた新作で記録をストップさせてしまったが、事実現役中の作品はTOP10入り記録を続けた彼女はやはりすごい。
珍記録としてはデビュー曲から解散シングルまで30作全てをTOP10入りさせた怪物グループ、チェッカーズ。
なかなかこれだけの枚数をリリースしてのALL TOP10入りはこの先も成せないのでは!?


現在でも記録更新中のアーティストを集めてみました。
彼ら、彼女らはどこまで記録を伸ばし続けることが出来るのか。
静かに見守っていきたい。

■現在も記録更新中アーティスト達■(連続10作以上)

◆只今連続1位更新中〜〜〜
B'z(46作連続)
Kinki Kids(32作連続)
嵐(30作連続)
Mr.Children(30作連続)
浜崎あゆみ(25作連続)
KAT-TUN(21作連続)
AKB48(18作連続)
SMAP(17作連続)
NEWS(15作連続)
関ジャニ∞(11作連続)*エイトレンジャー名義含む
Hey! Say! JUMP(11作連続)


◆只今連続TOP10入り更新中〜〜〜
モーニング娘。(53作連続)
SMAP(50作連続)
浜崎あゆみ(48作連続)
B'z(47作連続)
THE ALFEE(47作連続)
ZARD(43作連続)
倖田來未(42作連続)
嵐(41作連続)
V6(41作連続)
GLAY(41作連続)
GACKT(41作連続)
倉木麻衣(39作連続)
ラルク・アン・シエル(38作連続)*再発シングルは除く
ゆず(36作連続)
ポルノグラフィティ(35作連続)
EXILE(34作連続)
サザンオールスターズ(34作連続)
Kinki Kids(32作連続)
Mr.Children(31作連続)
w-inds.(30作連続)*リミックス版を除く
チェッカ−ズ(30作連続)*解散後リリースなし
AKB48(29作連続)
TOKIO(27作連続)
DIR EN GREY(27作連続)
福山雅治(25作連続)
aiko(25作連続)
T.M.Revolution(25作連続)*T.M.R.e名義、T.M.Revolution×水樹奈々含む
関ジャニ∞(24作連続)*エイトレンジャー名義含む
氷川きよし(22作連続)
KAT-TUN(21作連続)
ドリームズ・カム・トゥルー(21作連続)
宇多田ヒカル(21作連続)
大塚愛(21作連続)
℃-ute(21作連続)
BUMP OF CHICKEN(20作連続)
UVERworld(20作連続)
いきものがかり(20作連続)
東方神起(18作連続)
スピッツ(18作連続)
YUI(17作連続)
シド(17作連続)
Acid Black Cherry(16作連続)
NEWS(15作連続)
LUNA SEA(15作連続)
安室奈美恵(14作連続)
桑田佳祐(14作連続)
西野カナ(14作連続)
コブクロ(14作連続)
Perfume(14作連続)
アイドリング!!!(14作連続)
スマイレージ(14作連続)
椎名林檎(13作連続)
タッキー&翼(13作連続)
SKE48(12作連続)
ももいろクローバーZ(12作連続)
水森かおり(10作連続)

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2013年08月14日

日本ゴールドディスク大賞歴代受賞アーティスト・・・nammyblog vol.108

日本ゴールドディスク大賞とは・・・?????

過去1年間のCDやアナログレコード、カセットテープ、DVDなどの音楽ソフトについてその日本国内における売り上げ(出荷数から返品数を引いた数)に加えて2007年度よりインターネット配信および着うたのダウンロード数などを基に審査され、大賞に当たる「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」等が選ばれる。

レコード大賞や有線大賞など売れ行きが関係なく選ばれるケースとは異なり、その年に最も売れた歌手へ贈られる真の大賞。
今年で27回目となる日本ゴールドディスク大賞。
その始まりは1986年(昭和61年)に創設され今に至る。
まさにアナログブームが低迷下し、新たに音楽市場に乗り入れたCDがアナログ生産率を上回り、事実上アナログからデジタルへと移行した時代である。
そんなレコード氷河期でもある87年度。第1回目を制したのは中森明菜であった。
前年度集計にあたる1986年の時代背景をざっと振り返ると今から26年前、おニャン子クラブブームがまさに真っ只中、他にアイドルとして当時活躍が目覚ましかった中森明菜や松田聖子、小泉今日子、中山美穂、斉藤由貴、荻野目洋子、菊池桃子などなど・・・。
アイドルグループというよりもソロアイドルが主流だった時代ですね。
今では考えられないくらいソロでのアイドルがまだ活躍していた時代なんですよね〜。
アイドルと並行して訪れたのはバンドブーム。
安全地帯にBOOWY、レベッカ、バービーボーイズ。
音楽は「聴く→体感する」へ移行し、ファンたちはライブへと足を運ぶようになっていった。
そんな1987年から26年間の歴史をその時代の最も売れたアーティストとともに時代を見てみましょう。


■日本ゴールドディスク大賞 歴代受賞アーティスト in 1987-2013■

★1987年(昭和62年)
邦楽:中森明菜/洋楽:マドンナ

★1988年(昭和63年)
邦楽:レベッカ/洋楽:ザ・ビートルズ

★1989年(平成元年)
邦楽:BOOWY/洋楽:ボン・ジョヴィ

★1990年(平成2年)
邦楽:サザンオールスターズ/洋楽:マドンナ

★1991年(平成3年)
邦楽:松任谷由実/洋楽:マドンナ

★1992年(平成4年)
邦楽:CHAGE & ASKA/洋楽:ガンズ・アンド・ローゼズ

★1993年(平成5年)
邦楽:CHAGE & ASKA/洋楽:マドンナ

★1994年(平成6年)
邦楽:WANDS/洋楽:ザ・ビートルズ

★1995年(平成7年)
邦楽:trf/洋楽:マライア・キャリー

★1996年(平成8年)
邦楽:trf/洋楽:マライア・キャリー

★1997年(平成9年)
邦楽:安室奈美恵/洋楽:ミー・アンド・マイ

★1998年(平成10年)
邦楽:GLAY/洋楽:セリーヌ・ディオン

★1999年(平成11年)
邦楽:B'z/洋楽:セリーヌ・ディオン

★2000年(平成12年)
邦楽:宇多田ヒカル/洋楽:セリーヌ・ディオン

★2001年(平成13年)
邦楽:浜崎あゆみ/洋楽:ザ・ビートルズ

★2002年(平成14年)
邦楽:浜崎あゆみ/洋楽:バックストリート・ボーイズ

★2003年(平成15年)
邦楽:宇多田ヒカル/洋楽:アヴリル・ラヴィーン

★2004年(平成16年)
邦楽:浜崎あゆみ/洋楽:女子十二楽坊

★2005年(平成17年)
邦楽:ORANGE RANGE/洋楽:クイーン

★2006年(平成18年)
邦楽:倖田來未/洋楽:O-ZONE

★2007年(平成19年)
邦楽:倖田來未/洋楽:ダニエル・パウター

★2008年(平成20年)
邦楽:EXILE/洋楽:アヴリル・ラヴィーン

★2009年(平成21年)
邦楽:EXILE/洋楽:マドンナ

★2010年(平成22年)
邦楽:嵐/洋楽:ザ・ビートルズ

★2011年(平成23年)
邦楽:嵐/洋楽:レディー・ガガ

★2012年(平成24年)
邦楽:AKB48/洋楽:レディー・ガガ

★2013年(平成25年)
邦楽:AKB48/洋楽:シェネル


実際のオリコンの年間アーティストトータルセールスに類似した結果ですね。
ただオリコンの集計はあくまでシングル、カセット、CD、レコードのほか近年ではDVDやBDの集計も加わり、上記のゴールドディスク大賞結果に近いものとなっているが、着うたや音楽ダウンロード数はオリコンでは加算されていない為、こちらの集計結果が現代でのランキングでは真実味を帯びている結果ではないだろうか。

過去27年分をざっと並べてみると、最多で大賞を受賞したのは浜崎あゆみのみ。(2001年、2002年、2004年)
99年のブレイク後、00年からの活躍にはめまぐるしい活躍が数字として結果を残している。
洋楽での最多受賞はマドンナの5回。(1987年、1990年、1991年、1993年、2009年)
連続年数での受賞は邦楽部門では残念ながら2年連続が最多記録。
それに対し、洋楽部門では99年〜01年まで3年連続で大賞に輝いたセリーヌ・ディオンの人気が凄い。
映画「タイタニック」の主題歌が大ヒットし、翌年にはベストアルバムがミリオンセラーと絶好調の3年間であった。

意外にもユーミンやB'z、サザン、安室奈美恵は1回しか大賞を受賞していないのは驚いたが・・・。
邦楽では2006年以降、2年連続での受賞が毎回続いている。

06年〜07年 倖田來未
08年〜09年 EXILE
10年〜11年 嵐
12年〜13年 AKB48


それだけ毎年のようにストップをかける超新星が現れなかったというのが本当だろう。
現在のようのマンネリ化したアイドルブーム。この現象は来期も続くのだろうか???
早くAKBを止める新しい新参者の出現に期待したいところである。

posted by nammy at 14:14| 埼玉 雨| ヒットチャート記録編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月13日

夏だ!サザンだ!54作目新曲が首位!5世代でのシングル首位記録は歴代初!・・・nammyblog vol.107

サザンオールスターズ「ピースとハイライト」.jpg

5年ぶりの復活シングル「ピースとハイライト」が13年8月19日付シングルチャートにて見事初動20.7万枚を売り上げ初登場1位を獲得した。
サザンによるシングル首位作は今作で「15作」となった。

今作で54作目のシングルとなり、前作「I AM YOUR SINGER」(08年8/6発売)以来の新曲となる。
さすがサザン!夏だサザン!
見事デビュー35周年を記念すべき大記録を樹立した。

サザンによるシングル首位は今回の記録により「5つの時代」での1位記録!
これは歴代でもサザンのみの大快挙!
得るべき記録を大御所グループであるサザンに獲得してもらって嬉しい限りであります。

簡単に1位をおさらいすると・・・

1989年 「さよならベイビー」
1991年 「ネオ・ブラボー!!」
1992年 「涙のキッス」
1993年 「エロティカ・セブン」
1995年 「あなただけを〜Summer Heartbreak〜」
1996年 「愛の言霊〜Spiritual Message」
2000年 「TSUNAMI」
2003年 「勝手にシンドバッド」
2003年 「涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜」
2004年 「彩〜Aja〜」
2004年 「君こそスターだ」
2004年 「愛と欲望の日々」
2006年 「DIRTY OLD MAN〜さらば夏よ〜」
2008年 「I AM YOUR SINGER」
2013年 「ピースとハイライト」


表をご覧のとおり、80年代、90年代、00年代、10年代と5つの世代でのシングルチャート1位記録を持つ大記録の瞬間である。
これまでも4つの世代での1位獲得アーティストは下記の通りである。

中島みゆき
1977年 「わかれうた」
1981年 「悪女」
1994年 「空と君のあいだに」
1995年 「旅人のうた」
2003年 「地上の星」


これも素晴らしい記録。息の長さが続かなければこれほど長い年月で1位を獲得する事など不可能に近い。
アーティストの人気寿命期間はただでさえ近年は縮小傾向にあるにも関わらず、今回のサザンの記録も含め70年代アーティストの人気の息の長さには驚かされるばかりだ。
偶然にも今回のサザンに中島みゆきは共に70年代デビュー組。
他に松任谷由実、山下達郎、竹内まりや、浜田省吾、矢沢永吉、CHAGE and ASKAなど今でもTOP10、いやチャンスさえあれば1位を獲得できてしまうほどの人気ぶりである。
解散してもなお、今でも不動の人気を得る山口百恵やキャンディーズ、そして70年代に爆発的な大ブームを巻き起こしたピンク・レディーを忘れてはならないだろう。
今回はシングルでの記録ということでピックアップさせてもらったが、アルバムでいえば今年大快挙を記録した矢沢永吉が5世代(70年代〜10年代)でのアルバム1位、ユーミンと山下達郎は4世代(70年代〜00年代)での1位、竹内まりや、浜田省吾、CHAGE and ASKAは3世代(80年代〜00年代)を記録するなど今の時代のように作られた人気とは違い、その人気こそ各人ともに本物!
70年代という時代に成功を納めたアーティストこそ、どの時代でも通用すると言う事だ。
それが数字として証明させてくれている。
posted by nammy at 23:52| 埼玉 雨| 今週のヒットチャート編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする