朝日新聞デジタル 9月13日(金)7時2分配信
三重県朝日町の空き地で、同県四日市市の中学3年の女子生徒(15)が遺体で見つかった強盗殺人・死体遺棄事件で、女子生徒のスマートフォン(スマホ)は8月25日午後11時以降に着信したメールが読まれていないことが捜査関係者への取材でわかった。女子生徒は同10時55分までは無事が確認されており、四日市北署の特別捜査本部は、この約5分間に女子生徒が事件に巻き込まれた可能性が高いとみている。
捜査本部によると、女子生徒は午後10時55分、スマホから通信アプリ・LINE(ライン)で友人にメッセージを送信。また、同じころ、空き地から東約400メートルの県道でうつむき加減に歩く女子生徒とみられる姿が目撃されていた。女子生徒の姉が午後11時17分にLINEで電話した時には、応答がなかった。
捜査関係者によると、スマホを調べたところ、午後11時から17分間に数件のメールが届いていたが、すべて読まれていなかった。また、午後10時58分から11時ごろにかけ、県道を西から東へ走った車に乗っていた2人は「歩いている人はいなかった」と証言しているという。
このため、捜査本部は、女子生徒はLINEでメッセージを送信してから5分以内に、県道上を歩いていて襲われた可能性が高いと判断。目撃情報の裏付けや周囲の防犯カメラの映像の分析などを急いでいる。
朝日新聞社
最終更新:9月13日(金)7時2分