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日本の海女と済州の海女
SEPTEMBER 09, 2013 03:52  
日本では最近、「海女」ブームが激しい。その引き金となったのは、4月から放送されたNHKの朝のドラマ「あまちゃん」のためだ。東京で学校になかなか適応できなかった女子高生が、母親のふるさとである日本東北部の岩手県の漁村で、母方の祖母のあとを次いで海女になるという内容だ。あまちゃんは、たまたま、全国的なアイドルスターへと躍り出るが、3.11東に本題震災が起きると、ふるさとに戻り、地域復活のアイコンになる。毎回20%を超える視聴率を記録している。撮影地の岩手県久慈市には、観光客で溢れ、海女になるという20代の女性も出てきている。あまちゃんが、東日本大震災の最大の被災地である岩手県の復興を率いている。

しかし、日本の海女の元々のメッカは、東北部地方ではなく、三重県鳥羽市や志摩市だ。日本全国の海女2174人の半分が、この地域にいる。これらの市は、凋落していく地域の再生の向け、海女文化の復興に全力を傾けている。5日と6日との二日間、日本の東京に常駐している外国メディア10数人を招き、海女のPRに乗り出したのも、このような努力の一つだった。海女は、世界に韓国と日本だけにある。初めて目にする海女らの「海潜り」にドイツやフランス、スイス、イタリアなどの欧州記者だけでなく、中国やベトナムの記者らも驚きを隠せなかった。水中カメラを手にし、一緒に海の中に飛び込む記者もいた。

海女らが操業を終え、取り囲んで話の花を咲かせながら休憩を取る「海女小屋」では、海女になった理由や、生活関連の質問が殺到した。海女文化を利用した地域マーケティングも、彼らには興味深い主題だった。海女らの安全を祈願する「石神さん」と呼ばれる神社では、日本全国から訪ねてくる足が後を絶たない。女性の願いなら、一つを必ずかなってくれるという信念からだ。星印や格子柄が刻まれた海女らのお守りも、人気を集めている。

今回の外国メディアの記者の招待イベントは、海女文化をユネスコ(UNESCO)人類無形文化遺産に登録するためのPR戦略の性格もある。消えつつある海女文化を保存し、継承するためには、文化遺産への登録が欠かせないという済州(チェジュ)海女側の提案(07年)に応じて、共同作戦に乗り出したのだ。「海女らは、太古からの生き残りの技術をそのまま体得している」という海博物館の石原義剛館長の説明に、外国メディアの記者らは、何度も頭を縦に振った。石原館長は、日本の海女らが着る白い木綿の服は、1900年代の済州の海女らから学んだものだという説明も付け加えた。その前までは、上半身を裸にしたまま、海もぐりをしていたという。

韓国と日本の海女を手を取り合ったのは、完全に消えるかもしれないという危機感のためだ。1956年、1万7611人だった日本の海女は、10年は2174人と、8分の1に激減した。それすら60代以上の高齢者が大半だ。若い女性が嫌っている上、海の汚染や海水の温度上昇で、高価なあわびが激減しているからだ。韓国でも一時、3万人あまりだった済州の海女は、今年は4800人あまりへと激減した。

1930年代は、抗日運動を展開した済州の海女らが、日本の海女らと手を取り合っており、隔世の感がある。文化遺産い登録されれば、0年のサッカーの韓日ワールドカップ共済後、韓日の交流史に有意義な一ページを飾るものと見られる。両国の海女らが、早くから相互のフェスティバルに祝賀使節を送り、草の根のレベルでの交流が厚くなっている。「海女同士の交流」は、多角化している韓日間の関係に、冷え込んだ外交戦線のみあるわけではないことを示している。

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