マー君が稲尾超え！シーズン２１連勝達成

シーズン２１連勝の記念ボードを手にする楽天・田中＝Ｋスタ宮城（撮影・土谷創造）【拡大】

　（パ・リーグ、楽天６－２オリックス、１９回戦、楽天１６勝５敗、１３日、Ｋスタ宮城）楽天・田中がオリックス打線を２点に抑えて完投勝利。開幕からの連勝を２１連勝に伸ばし、稲尾のもつシーズン連勝記録を５６年ぶりに塗り替えた。

　ピンチを背負うと本領を発揮する。今季の田中の真骨頂だ。二回二死一、二塁。駿太に投じた４球目、真ん中低めへの１４０キロのスプリットで空振り三振に斬った。五回は守備の乱れなどで二死三塁としたが、平野恵は１５２キロの直球で見逃し三振を奪った。

　田中が投げれば打線が応える。五回に島内の適時打で先制。さらに一死一塁から相手の守備の乱れで１点を追加した。六回には松井が３ラン。七回に田中が１失点を失ったその裏には聖沢の適時打ですぐさま１点を奪い返した。

　この日から、クライマックスシリーズ（ＣＳ）、日本シリーズ用に設けられた、三塁側後方と左翼席後方の特設スタンドがすべて稼働。ほぼ満員となった本拠地でエースは９安打２失点、無四球完投で開幕から無傷の２１連勝。昨年からの連勝も２５に伸ばした。

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