8月7日裁判日
3月に初めて裁判所に足を運んでから
この日で5回目の裁判所
いつも日比谷公園の駐車場に車を停めて公園の中を歩く私達。
3月はとても寒かった事を覚えています。
4月の時は、4月だと言うのにまだ肌寒く、遅咲きの桜が地面にたくさん散っていました。
5月に入ると公園は緑でいっぱいになり
7月に入ると、日差しが眩しく公園内にあるカフェテラスの日陰で主人と二人でコーヒーを飲んだ事を思い出します。
そして、8月
「今日で最後だね~春からずっとこの公園で季節を感じて来たね~
もう、この公園に来る事もなくなるんだね~
まさか秋の公園を散歩するなんて・・・まさかねぇ~ありえないよね」 と私。
すると主人が大笑いしながら
「まさか それはないでしょう
次は紅葉の時にって
≧(´▽`)≦アハハハ」
「だよね~ ないよね~
だって今日で最後なんだもんね
」
そんな会話をしながら公園を散歩しながら裁判所へ向かう私達でした。
裁判所に着くと、いつものように法廷に入り私達の順番を待ちます。
今回の法廷もシーンと静まりかえっており
傍聴席で順番を待つ人も少なく静かに書類の確認(裁判)が行われていました。
丁度11時になった頃、大家の弁護士が法廷に入って来ました。
相変わらずボサボサの髪で
やっぱり、後ろ髪が一本だけ びろ~~~んと伸びています。
今日の帰り際にでも・・・今日が最後だし
大家の弁護士に 「後ろ髪が一本だけ伸びてますよ」って教えてあげたほうがいいのかな~と思う私。
そんな事を考えていると
私達の順番になり法廷の中へと呼ばれました。
そして、いつものように書類の確認が始まります。
ところが、今回はいつもとは少し違った感じで
今まで提出した証拠書類の原本があるかどうかの確認となりました。
私達はすべての書類の原本を提出しました。
大家側の弁護士は原本が 「ある」 とか 「いや。。ない」とか・・・
なんだか、あやふやな答えでしたが特に問題なくそこは通過
そして裁判長が大家の弁護士に
「前回、お話していた壁や建具の写真が出ていないようですが、写真はありますか?」
すると弁護士は 「あっ。写真はあるけどまだ出してなかったなぁ~」と独り言のようにボソボソと・・・
裁判長が「写真はあるんですか?今あるなら今提出してもらって良いですよ」
弁護士 「いや・・・あるけど、今日は持って来てないから次回提出します」
(○'ω'○)ん? オマエ 今 何て 言った?
次回に提出???
あふぉか! 次回はないんじゃ~~ 今日が最後だって前回何度も言われただろう~
と・・・心で叫ぶ私。
すると裁判長も 「わかりました」と普通に答えてる(;・∀・)
そして、次回の予定を確認している裁判長・・・・
エェッ!?(* □ )~~~~~~~~ ゜ ゜ どうなってるの??
今回で最後にしましょうって言ったじゃん
何がなんだかわからないまま・・・・
いつものように、いつもの司法委員のおじさんについて和解室に誘導される私達。
そういえば、この司法委員のおじさんの態度も
最初の頃から比べると随分と良くなったと言うか
優しくなったと言うか・・・・
最初の頃は、まるで私達が犯罪者扱いって感じだったもんね~
今では、ちゃんと挨拶もしてくれるし優しい言葉になったよね~
そして、和解室の前で
いつもは、大家の弁護士が先に司法委員のおじさんと話をするのですが
今回は司法委員のおじさんが
「じゃ~原告のほうから先に話を聞きましょうね」 と言った途端
大家の弁護士が
「いや、わしが先じゃ わしからだ」
司法委員のおじさんが 「いや、後でお話を聞きますから そこの椅子で待ってて下さい」と言うと
「いや、わしから先にやってくれ 早くしてくれ」
と、言いながら和解室に入りこむ大家の弁護士
司法委員のおじさんも少し困った様子でしたが
「じゃ~申し訳ないですが」と私達のほうを見ながら
「そこの椅子で待ってて下さい(^。^;)」
・・・・まったく、なんちゅう~弁護士なんだ
と、思いながら私達は 「はい、わかりました」 とおとなしく椅子で待つ事にしました。
大家の弁護士は自分の言い分だけ司法委員に伝えたようで
5分で部屋から出てきました。
(はやっ・・・) と、思った私。
きっと一方的に自分の意見だけを告げて出てきたんだろうなぁ~と予想できる雰囲気
そして、私達が話す番になりました。
まず
①慰謝料の件
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前回からも言われているように、難しいと言う事
これについては、私達も慰謝料で争う事は諦める旨を伝えて終了
②日割り家賃の返還について
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19,032円 日割り家賃は全額返還で決定
(あたり前じゃ~)と心の中で叫ぶ私。
③壁紙クロスの件
========
これは、大家の主張は全面的に認められないとの事。
なので 23,4000は全額返還 (ヤッター!!)
ところが・・・・
④3枚建具の破損
========
問題はこれです!
3枚建具の破損・・・・何それ! 記憶にないんですけど・・・
しかも、大家が修理に出したのは3月8日
私達が退去して2ヶ月半も経った後で見積りに出してるのに
なんで私達が弁済しなければならないわけ?
これについては、
大家側が1月4日に金額のない見積書を送って来た際に
すでに建具の箇所の記載があった為に、見積りは3月だけど
退去時に破損していたと判断するしかないらしい・・・・
私達の言い分は通らないと言うわけです。
ここで私達がとことん戦うならば
今回の裁判では認められない事について不服を申し立てて
また裁判のやり直しをする事になるらしい
そうすると、またまた時間がかかるし
裁判のやり直したをしたところで、認められるかどうかもわからないと言うわけです。
なので
ここは、私達もかなり頑張ったんですが・・・破損していなかった事を証明する写真もない事だし
仕方ない・・・と、諦めることに
なので建具の修理代 114,000円は 私達の負担で
それに、私達は9月までにこの裁判を終わらせなければならい大きな理由があったのです。
主人の会社の決算が9月・・・・
これに間に合わせたいと言う思いもあり
これ以上、裁判を長引かせるわけにも行かなかったのです。
計算すると
日割り家賃 19,032円
+
敷金2か月分 236,000円
-
建具修理代 114,000円
=============
返還金 = 141,032円
そこで、司法委員のおじさんが言うには
慰謝料は出ないけど気持ちプラスして
150,000円の返還で 和解しませんか?
と、持ちかけられました。
15万かぁ~ 建具の分が残念だけど。。。
もともと慰謝料じゃなんじゃって本気で取れるつもりでもなかったし
大家を懲らしめてやりたいって気持ちで始めたこの裁判
敷金の半分以上戻ってくるなら
これで良しとするか
ってなわけで 私達は15万で了承しました。
ところが・・・・・・・
これで終わらなかったのです
あの・・・大家の弁護士のせいで・・・・・
次回に続く