平昌オリンピック代替地問題
平昌オリンピック代替地問題(ぴょんちゃんおりんぴっくだいたいちもんだい)とは、2018年に開催が予定されている平昌オリンピックについて、2013年9月現在、様々な要素から開催の中止が確実視されている中、代替地を決めなければならない事態に迫られていることを踏まえての問題である。
というのも、このオリンピックの中止および代替地への振り替えという話については、過去に日本も当事者となっており、1940年に予定されていた東京オリンピックは、最終的に満州国建国から国際連盟脱退、1937年の日中戦争へと続く日本の政情不安により、欧米諸国との間に外交問題が生じ、その結果、時勢にそぐわないと判断された東京オリンピックは、1938年に開催権の返上が行われることになる。さらに代替地であるヘルシンキでの開催が模索されたものの、直後に第二次世界大戦が勃発したことから、IOCはオリンピックの開催が不可能になった判断、近代オリンピックの制定後初めてとなるオリンピックの中止が現実のものとなる。結局、第二次大戦によるオリンピック中止の波紋は、1944年に開催が予定されていたロンドンオリンピックにまでおよぶこととなり、この悲劇は、オリンピックにおける負の歴史として後世に広く伝えられている。
ただし、平昌における代替地問題については、こういった世界情勢の変遷に巻き込まれたという問題ではない。そもそも、平昌が開催地として本当に適当であったかどうかがまず疑わしいという段階で、早めに代替地の選定について動き出さなければいけないという話である。
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[編集] 概要
2018年に開催される平昌オリンピックについては、実は候補地の段階からいくつか重大な問題点が指摘されている。それは2011年7月に行われたオリンピックの開催地の最終選考の段階ですら、韓国経済の順調な成長によって解決するという話になっていたため、まさかその2年後になっていきなり韓国経済が失速し、IMF(国際通貨基金)および世界銀行から韓国経済に関するストレステスト(隠された問題がないかの調査)を受けるなどという問題が出てきた時点ですでに開催が危ういという話になる。
無論、危ういというのは、精一杯の優しい表現である。
実際、平昌郡のある場所は北朝鮮との国境から100km程度しか離れていないため、敵対国との最前線のすぐそばで行われるオリンピックという段階で、開催できるできない以前に開催してはいけない場所なのだけれど、2011年のIOC(国際オリンピック委員会)総会では、当時の韓国政府と北朝鮮の金正日総書記との友好関係を重要視し、その後の経済に関しても楽観的な韓国サイドのプレゼンテーターの語る見通しに乗り、何よりも韓国政府の支持と自治体の手厚い支援、そして国民をあげて平昌オリンピックを成功させるという熱意がIOCの各委員に支持された結果、見事に平昌郡が2018年のオリンピック開催地に選ばれたという経緯が存在する。
そのわずか2年後に北朝鮮との友好関係も韓国政府からの支持も自治体の支援も国民の熱意もすべて無くなっている。本当に、無くなっている。
まぁ、あそこまで問題のある開催地が選ばれた裏に、賄賂が無かったわけがないのだけれど。けれども、その結果として色々と、色々と楽しい話が韓国国内に沸き起こることになる。その第一歩、端緒、すべての始まりが、最終選考から5ヵ月後の2011年12月に北朝鮮の金正日が急死したことである。
その直後、平昌は休戦地域における最前線という、オリンピックの開催地として最もふさわしくない場所になってしまう。しかも、それ以外にも開催地としてはどうかという要素がたくさんありすぎるありすぎる。
[編集] 5年間
平昌オリンピックに関する大きな動きは2013年に入ってから始まっており、特に北朝鮮は様々な外交圧力で韓国を脅迫、東アジアの安全保障とオリンピック開催に向けた動きにとって大きな脅威となっている。というのはほぼ名目で、実は、2018年に国際的なビッグイベントを開催することになった韓国に対して、そのイベントがパーになってもええんかい?どうだい?と毎日毎週毎月毎年、いつでも難癖を付けまくれる状況になぜかなっていただけの話である。そのため、平昌オリンピックの開催地決定は、韓国にとって最悪の弱点をわざわざ北朝鮮の目の前にぶら下げた上、おいしく料理してぜひ皆さんで召し上がってください、とディナーに招待したレベルの話である。
これぐらい、アホな場所でアホなイベントをやることが決まれば、そらあ、どんなに頑張っても北朝鮮から外交交渉の主導権を取り返せるわけがない。あるわけがない。
また、逆に北朝鮮に韓国が攻め込んだとしてもやはり平昌オリンピックの開催が無くなるため、平和の祭典を韓国で開催するというだけでいろんな意味でお腹が一杯である。とりあえず、韓国が平昌オリンピックの開催にこだわる限り、2018年初頭の行われるオリンピックまでの間、北朝鮮は韓国政府を脅迫し放題。大統領の資質とか、韓国経済の凋落とか言う前に、つまるところアホの極みである。そのため、2016年までに朝鮮半島から撤退する米軍がいるうちに、早めにオリンピックの開催を放棄しなければ、韓国は北朝鮮からの圧力に対して反発することすら許されない。のだけれど、これまでの積み重ねから、どうやっても開催権を手放そうにないことも確かである。
わざとつかまされたメンツでも、メンツはメンツである。そのため、韓国の外交力が、今後どれぐらいの勢いで落ちていくかが、ある意味、見ものといえる。それぐらい、平昌オリンピックは朝鮮半島の外交の大きな鍵となっている。
もっとも、それ以前に韓国の国内問題からしてすでに平昌オリンピックの開催が危うい状況であったりする。特に、2013年1月に発表されたアベノミクスと呼ばれる日本政府主導の強力な経済政策は、韓国の為替相場に直撃、わずか半年足らずで韓国経済を息の根を止めているため、そういった点でも平昌オリンピックを開催するには大きな壁が立ちはだかっている。
ちなみにこれでもまだ、精一杯の優しい表現である。
[編集] 共同開催
このように、すでに手詰まりとなった韓国でのオリンピック開催について、2013年9月になんと北朝鮮側から韓国に向けてオリンピックの共同開催をアピールするというニュースが飛び込んでくる。
即座に韓国サイドは拒否。IOCで定めた、「オリンピックは1つの都市ですべての競技を行う」という前提を掲げ、開催地から数百キロも離れた場所での共同開催は、IOCの定める規範に反するとの意見を表明。あくまでも1国1都市での開催を念頭に動く旨を世界に向けてアピールする。
その結果、日本に対して共同開催を迫るという話も終了する。そして、直後の2013年9月8日、東京オリンピックの開催が決定。韓国がどんな要請を行ったとしても、日本から平昌オリンピックに関する資金の提供が行われないことも確定。
とりあえず、下手なプライドにこだわらずに共同開催を目指せば、開催が不可能になった際に責任を相手に押し付けられた気がしなくもないけれど、気にしない。
あー、なんてやさしい表現なんだろう。
[編集] 様々な要因
以上に挙げたものが、国際的な遠因による平昌オリンピック開催中止の可能性である。それとは別、韓国サイドに存在する平昌オリンピックのさまざまな問題点については、以下に記述する。とりあえず、2013年9月現在、オリンピックの開催に必要なさまざまな準備がまったく手付かずのままである。
[編集] 平昌に降る雪
韓国の東部、江原道にある平昌は、朝鮮半島の日本海側に沿って縦断する太白山脈の西側に位置する。一応、江原道は韓国国内でもっとも雪の多い地域であり、韓国国内で冬季五輪を開催するのであればこの地域しかないことは確かなのだけれど、実は江原道における降雪量は多くても1m足らずしかない上、その場所は太白山脈の東側、日本海に沿った地域である。そのため、山脈が雪雲の進入を阻害する西側に位置する平昌では、多い年でも40cm程度の積雪しか見込めない。(日本で言えば、豪雪の無い島根県松江市)。そして、暖冬の際は一切雪が積もらない土地であるため、場合によっては雪がまったくない冬季オリンピックというワケノワカラン状況になる。
もちろん、そういった場合にそなえ様々な対策がとられている、・・・とられていた、何とかなるはずだった、何とかなる予定だった、2013年9月8日までは。
しかし、最後の頼みの綱である日本からの支援が頓挫。韓国からどんなにがんばって日本に支援を求めても、日本も東京オリンピックに向けてそれ以上の大々的な資金が必要となる以上、平昌に支援できる余裕はない。まったくない。あっても渡す気はさらさらない。そのため、前述した北朝鮮からの共同開催の提案も含め、日本以外の伝手を頼らなければならなくなる。
あれば、の話だけれど。
[編集] 人工雪オリンピックか特例か
このように、最悪の場合、積雪すら見込めない平昌で冬季オリンピックを開催するには、世界初となる人工雪オリンピックを目指すのがもっとも無難な発想である。なお、人工雪を作れる機械は韓国にはない。一応、日本にはある。あるんだけれど、どう考えても世界中の人工雪を作る機械を総動員したとしても、オリンピック会場を雪景色にするには足りない。
ちなみに、アルペンスキーでも他の競技でもゲレンデだけ雪が存在すればいいというわけではなく、コース外の雪がそのまま緩衡材として働くことで、時速100キロを超えるスキーヤーがコースアウトしても大丈夫なようになっている。が、それは1m以上の雪が必須であり、たかが土壌を隠す程度の人工雪ではとてもじゃないけれど、危なっかしくて見てられない。
てゆうか、無理。
それ以外の言葉について、いくらでも並べることは可能であるけれど、なんてやさしいアンサイクロペディアではあえて一言にとどめる。
もちろん、人工雪ではなく太白山脈の東側に降った雪を現地までトラックで運ぶことも可能であるけれど、その実態は10トントラック一杯の雪でさえ、2軒分の屋根雪程度しか動かせない。しかも、ゲレンデやコース外など広大な面積を雪で埋める必要があるアルペンスキー会場などでは、どうやってもトラックが足りず、ドライバーが足りず、時間も足りず、その結果として雪が足りない。そのため、実際に平昌でオリンピックを開催するためには、暖冬を考慮して、雪が確保できる他の会場も共同開催という名目で準備しておかなければならなかった。
のだけれども、なぜだか、自分から手を振り払った。なぜだか。
とりあえず、1956年のメルボルンオリンピックのように、検疫の問題で馬術競技をスウェーデンで開催したみたいな形で、特例をもって他国との友好、もしくは半島の統一といった理念を掲げることで、こういった話を回避できたにもかかわらず、なぜだか、自分で自分の足を引っ張った。
世界はそれを静かに見ている。やさしく、やさしく見守っている。だって、ほら、笑っちゃまずいでしょ。
[編集] 交通網
雪程度で平昌オリンピックの問題を語りきれるだのと思っていたらばまだまだ甘い。
特に、韓国における公共交通については様々な問題がある。ありすぎる。実際問題としてオリンピックのような莫大な数の訪問者を一気に開催地まで運ぶような手段が必須のイベントを開催するに当たり、韓国では、平昌郡では、そういった交通手段が2013年になってもいまだにまったくぜんぜん整備されておらず、しかも計画の着手にすら遅れているという現状がある。
訂正、計画の実現を諦めたという現状がある。
また、海外から来るファンが利用する仁川国際空港がある仁川広域市も、2012年に財政破たん寸前の状態となっており、国際的に有名な仁川空港も売却する計画すら存在。その上、空港周辺の開発も軒並み計画途中の段階で失敗となっており、滑走路の延長や空港から先の交通機関の整備といった、大規模国際イベントを行う際に必須の事業がまるで手付かずのまま、さらには今後必須となるインフラ設備の補強および手直しについても暗雲が漂っている。
精一杯の優しい表現である。
そしてそれは、平昌郡でも同じ話であり、本来なら韓国政府と平昌郡が共同でソウルから平昌の会場まで続く公共交通機関を整備しなければならなかったものの、2012年に平昌郡の経済的な破綻が明らかになる段階で暗雲がた(略)、韓国政府も徐々にトーンダウン。韓国の誇る高速鉄道、KTXを整備するなんていう話は夢幻と消えに消え、最終的にソウルからバスで観客及び選手を会場まで輸送することに決まる。
とりあえず、平昌までバスで3時間とかいう話が出てくる段階ですでにまずいのだけれど。ちなみに、1998年の長野オリンピックの際には、わざわざ8,300億円もかけて新幹線を長野市まで整備、東京から1時間半でオリンピック会場を結んでいる。
この金額を見ただけで、鉄道の整備はもはや無理ということがわかる。
この部分で文章をとめることが、アンサイクロペディアができる精一杯の礼儀である。
[編集] 誰も手を挙げない国
ちなみに、オリンピック招致のプレゼンテーションで、仁川国際空港から68分でオリンピック会場に到着するという話になっている。
もちろん、奇特な誰かが手を挙げて国家事業レベルの融資を行えばなんとかなる話である。けれど、韓国政府はもとより、中国、日本といった韓国に融資する勢力がかろうじて存在する国々においても、北朝鮮との外交関係の悪化や経済の失速、何よりも、東京オリンピックの開催が決定したことから、平昌への支援などという話がとてもじゃないが厳しい無理出来るわけないアイキャンノット。また、奇跡的に北朝鮮との関係が改善したとしても、数千億円レベルの融資を韓国に投入したところで、絶対に損をするのが目に見えていることから欧米の金融機関が動くような気配すらない。
むしろ、ゴールドマンサックスを始めとする大手金融機関が、韓国市場から全力で逃げ出しているのが2013年における韓国経済の真実である。確かに、2013年11月に明らかになる韓国経済に対するストレステストの結果如何によっては、欧米の金融機関どころか、世界中の企業が韓国から逃げ出してもおかしくはない。
なお、あえて韓国に進出している企業に苦言をするならば、ストレステストの結果如何ではなく、普通ならストレステストをされる段階で逃げ出すべきだろうと。
そのため、すでに2013年9月の段階でこの問題は韓国国内ではタブーとされ、誰も何も言わないまま1日1日とオリンピックの開催が近づいてくる。とりあえず、2015年ごろに、韓国が先に開催が不可能であることを表明するか、もしくはIOCが先に開催地として不適格であるとみなすか、もしくは、国を傾けてでもたった数週間のイベントのために高規格鉄道を建設して、雪がぜんぜんないスキーリゾートへ恒久的にお客を呼び込むか。なんにしろ、笑い話ですめばまだマシなレベルである。
なお、この程度の笑いしか呼び込めない表現にとどめておくのが、本当にまずいどころの騒ぎではない関係者に対するアンサイクロペディアの心よりのやさしさである。
[編集] 施設
平昌には、2018年までに様々な施設を建設しなければいけない。代表的なものとして、オリンピックの標準を満たすスキー会場や各種目ごとのスケートリンク、ボブスレーやスケルトンなどで使用するコースにスキーのジャンプ台などなど、実際に選手が使い、試走する手間を考えれば残りの期間は後4年しかない。もちろん、そういった施設を建設する前に、前述の交通手段を確保しなければならず、さらには、国内に各国の選手がキャンプを行える施設を確保しなければならない。
ちなみに、韓国にはスキー文化というものはほとんどない。それ以上に、冬季のスポーツの文化が根付いていない。そんな地域にン千億円もの資金を投入して各施設を建てなければいけない段階で、笑うしかない。しかも、絶賛、韓国経済が急降下している中で。
無論、残り4年で韓国が経済的に復興し、平昌オリンピックが華やかに虚構されることも十分可能である。一部、誤字が含まれているけれど、十分に可能である。
そういうことにしてあげるのが人としての優しさである。
[編集] 実施不可能と問題視されている競技種目
以下に、平昌オリンピックの開催の際に確実にネックとなる競技とその原因についてを列挙する。
- アルペンスキー滑降(ダウンヒル)競技、スーパー大回転等
- ダウンヒル競技はスキー場のゲレンデにおける標高差が最低でも800mなければ国際スキー連盟の認定基準をそもそも満たすことができず、さらに傾斜についてもスタートからゴールまで複雑なコースを取りながら2分少々で一気に滑り降りることのできる角度が必要となる。のだけれど、2013年現在の平昌におけるコースの標高差は258mしかなく、今後、山を削るレベルでコース改修を実施しても672mが限度と見積もられている。もちろん、十分な傾斜などは絶対に無理で、どんなにやさしい言葉を使ったとしても、競技として成立しない。逆に、テレビやYoutubeの視聴者がまったく興奮せず、世界のトップスキーヤーが全員悪夢を見、思い出出場の韓国人選手ですら完走できるレベルで、なだらかなダウンヒル及びゆっくり大回転を決行するというのなら話はべつだけれども、それはもはやオリンピックとは言いがたい。
- あわせて、コースの幅を30m、雪の深さを1mと仮定して、どれぐらいの人口雪が必要になるかを算出すると、30×672×1=およそ20000立方メートルほどの雪が必要になり、200m×100mの空き地に積もった雪をトラックで運び続ければ、何とか雪の量は確保できる。無論、山の頂上までトラックが何十台も連なることのできる道を通し、専門の機械を大量に使用してコースを形成、さらに雪が溶けたらもう1回。ついでに、運んでいる最中に溶けてももう1回。
- やさしいアンサイクロペディアでは、韓国サイドにこういった話を覆す必殺兵器か何かがあることを心から信じるものである。
- リュージュ&ボブスレー&スケルトン
- 韓国に存在しない冬季スポーツ文化の筆頭にして、最も手抜きができない競技。何しろ、リュージュではオリンピックにおいて過去、死亡事故を2回起こしたという曰く付きの競技である。そのため、コースの設計には最新の注意と恐ろしく高い専門性が必要とされ、そういう困難な設計を好む日本人ですら、長野の専用コース「スパイラル」の設計に苦心したほどである。幸い、日本には数少ないながらもそういった競技をたしなむ人々がいたおかげで、最終的に長野オリンピックまでに完成させることができたのだけれど、残念ながら韓国では、10年以上にもわたって平昌にオリンピックを招致しようとしていたにもかかわらず、ボブスレー以外の2種目についてはまったく競技の選手を育てなかった。まったく。そのため、コース設計のノウハウどころか、競技そのもののノウハウが存在せず、招致成功後に早くから日本に対してコース設計のノウハウを求める動きが出るまでに追い詰められる。
- もっと厳しい言葉でもいいんだけれど、あえて書かない。ただ、正直、この話については罵倒しても言いと思う。
- そもそも、コース設計以前に経験者がいない段階でどうやってコースの特徴を出せるやら。既存のコースとまったく同じ施設を作るわけにいかない以上、スピードがどれぐらい出るか、カーブの進入角やその後のストレートの長さ、さらにはコースアウトした選手を保護するための空間やらなにやらを一から考えなければならず、そもそも、ノウハウを教えられるかすら見当がつかない。そして、何よりも、コースの設計に失敗すると人が死ぬ競技である。そのため、どんなに韓国サイドから日本に対してコースの設計への援助を求めたとしても、基本、人命にかかわるためとてもじゃないけれど日本も日本でノウハウが少ないため、手助けできる状況ではない。ちなみに、2016年に専用コースを建設すると言っているけれど、雪がないために屋内コースを建設するとまで言っている。なおさら、どうやって設計すればいいか分からないし、手助けはむしろしないほうがいい。
- どないすんねん、という話である。
- スキージャンプ
- 人命にかかわる競技パート2である。平昌オリンピックに存在する山は、実は山とは言えず、ほぼ丘陵のようななだらかな地形をしており、スキージャンプのように急峻な地形が必須となる競技を行う際に、施設を建設するのが大変難しいという話が出てくる。なんせ、落下エネルギーを殺せないなだらかな斜面に着地させるわけにはいかないのだから。結局、平昌では丘の上に展望台付きの塔を立ててそこから助走路を建設。見た目相当アレなスキージャンプ台を設立することになる。ジャンプ台の上から見た風景が、なだらかで怖いというというのも微妙な話である。しかし、見た目はどうあれ、ジャンプ台はできたにもかかわらず、そこに大問題発生するのだから恐ろしい。
- 2012年11月、なんとスキージャンプ台がある施設、アルペンシアリゾートの経営が平昌オリンピックどころかソチオリンピックが開催される前、しかもロンドンオリンピックの年に破綻。その結果、リゾート施設およびそこに付随するジャンプ台を維持するためには9000億ウォン(1ウォン0.07円として630億円)もの負債をなんとかしないとならないハメになる。そして、オリンピックで使用するジャンプ台を管理運営維持するためには1日1億2000万ウォン(840万円)もの利子の上積みに耐え続けなければならず、2013年9月現在、平昌オリンピックまで4年少々ということは残りおよそ1500日。ジャンプ競技が開催されるまで、利子だけで120億円ほど加算されることになる。
- うん、とりあえず見なかったことにしてもう1台、もうちょっとマシな場所にマシな形をしたジャンプ台を作っといたほうがいいと思うんだ、うん。
- あわせて、すでに維持管理が絶望的なジャンプ台について、一応、アルペンシアリゾートのホームページより説明をすると、アルペンシアには5つのジャンプ台が存在し「韓国最高・・・」という触れ込みがなされている。今後どうやって管理していくかはまったく不明だけれども、一応、その中の1つが2013年現在、ジャンプ台として韓国で2番目にFIS(国際スキー連盟)に公認されてはいる。他の4つは当然未公認。「最高」というより「唯一」という表現が適切かも知れない上、どうも唯一の称号も危うい気がしてならない。
- さらに、韓国国内ではそもそもスキージャンプ台自体が少ないため、競技人口は2010年代に入ってようやく2ケタに達したレベルである。ジャンプ競技は、試合開始前にテストジャンパーが何回もジャンプを行い、斜面の整地やスタート地点の調整を行うのだが、この作業は試合の格が上がるほど難易度が増す。長野オリンピックでは、国体上位入賞レベルの選手が25人がかりで行った。平昌オリンピック時まで、レベル以前に、全競技人口総出でもテストジャンパーの頭数がそろうかの危惧されている。あかーん、テストジャンパーを揃えたら選手がいなくなってしまったということも十二分にあり得る。
[編集] キャンプ地と観光と
このように、本来であれば平昌オリンピックの開催は、日本にとっても大きなビジネスチャンスであったはずなのだけれども、実際は上記のように、開催がもはや不可能と判断し、さっさと代替地を探すかもしくは代替地として立候補をするべき時期にさしかかっている。
そのため、本来であればほぼ確実に、日本の各自治体に対して各国の選手団およびオリンピック協会が、時差ぼけや事前の体調管理といったものを行うため、日本にある既存の施設の使用と、施設のある自治体との友好関係を結ぶといった話が出てきたはずなのだけれども、いかんせん、2013年9月8日に東京オリンピックの開催が決まった以上、さっさと平昌冬季五輪のことは忘れて、東京オリンピックに向けた世界中の観光客の誘致の準備を始めないといけない。
むしろ、東京オリンピックが決まった以上、東日本大震災のときに200億円もの義捐金を送ってくれた台湾と観光に関する連携を模索し始めたほうがいい。
もう1回。
200億円もの義捐金を送ってくれた台湾の皆さんと観光に関する連携を模索し始めたほうがいい。
[編集] 2013年平昌スペシャルオリンピック
2013年1月29日から2月5日にかけて、プレオリンピックとも言うべきイベントであるスペシャルオリンピック(障害を持つ人々のための世界的なスポーツイベント)が平昌郡で開催され、見事、韓国の関係者は平昌の雪の少なさを外部に発信することを防ぐことに成功。国際的な大会であるにも関わらず、極端に情報が少なく、さらに映像や画像といったものがほとんどインターネットで確認できないという、大変に国際的な大会としてはおかしい状況を作り出す。
実際、平昌でスペシャルオリンピックが開催されるという話はGoogleでいくらでも拾えるのだけれど、開催された結果や開催中の映像などは、まったくと言っていいほどインターネットで発信されておらず、Youtubeでも開会式やスケートといった屋内でのイベントや競技しか映像が残されていないという段階で、だいたいのことは分かる。
そのため、せっかくなのでGoogleの画像検索で平昌スペシャルオリンピックについて調べると、韓国政府やマスコミがなぜ画像や映像を発信しないかがよく分かる。ついでに、Youtubeには平昌スペシャルオリンピックのチャンネルもあるのだけれど、11個ある動画のうち、9個がキム・ヨナに関する動画である。
だいたいのことが分かりすぎて困る。
[編集] 代替地候補
ちなみに、今回の平昌郡の例以外でも、こういったオリンピックの開催が難しくなった場合に備えて、代替地を準備するという話は別に珍しい話ではない。
というのも、2008年に行われた北京オリンピックの際も、数々の政治的な問題を抱えていた中国国内の情勢を鑑みて、IOCはオリンピックの代替地としてフランスのパリを事前にピックアップし、緊急事態が発生した場合に備えての代替施設の整備や、各種公共交通機関のダイヤの改正といった事前準備を進めていた。もっとも、準備はしたものの、中国は数々の問題を乗り越えて、無事に北京五輪を開催。その結果、代替地としてのパリが利用されることはなかった。けれど、オリンピックという国際的に重要なイベントを開催するにあたって、経済的にピークを迎えていた中国ですら塗炭の苦しみを味わったということも事実である。
それを、2013年9月現在、絶賛大崩壊中の韓国が味わおうというのだから、本当にかわいそうであんさいくろせいいっぱやさし。
実際中国は、世界的に注目を集める国際大会の開催準備として、各種施設や交通網の整備は当然として、景観を維持するためにスラムを排除し、売春宿や賭博場といった非合法な施設を撤去、なおかつ自国内を平穏にするために様々なアメとムチを盛大にばら撒いて、最終的に軍まで動かすという、国家レベルで相当な無理をして、ようやくオリンピックの開催を成功させている。
翻って、韓国については、2013年9月の段階で政治的にも経済的にももはや処置なしとしてIOCが動かなければいけない。そのため、2011年に行われた開催地決定の最終選考の際に候補に残っていたフランスのアヌシーやドイツのミュンヘンの2つの自治体が、すでに平昌郡に確定したはずの2018年のオリンピックの開催地として最も可能性が高いという、大変奇妙な状況になる。けれど、それはまだ確定したわけではない。そのため、2013年9月に惜しくも夏季オリンピックの開催地として選ばれなかったイスタンブールのトルコやマドリードのスペインについても、国内に冬季オリンピックが行える環境があるため、急ぎ手を上げることで大逆転のオリンピック開催が可能になる。
アンサイクロペディアでは、彼らのような一度苦杯をなめた人々が再起する姿を心から応援するものである。
あわせて、2020年に開催される東京オリンピックについても、直前になってもしも朝鮮戦争が再開されたとすると、代替地への振り替えという話が出てくる。可能性がある。もしかしたら。もっとも、世界中がガン無視して普通にオリンピックが行われる気がしなくもないけれど。
[編集] 韓国側からの反論
2013年9月8日、東京オリンピックの開催が決定した後、開催に反対していた韓国は即座に開催地である東京を汚染水や放射能に絡める形でインターネットで攻撃。その動きに対して、「じゃあ平昌はどうなんだ」という話が出た直後、嘘にまみれたアンサイクロペディアのこの記事が一気に拡散。どこぞの戦車破壊王や日本で初めて洋装をして舞台に立った女形の記事のようにアンサイクロペディアなのに嘘をついていない記事、だからこそ余計信頼できるという話になり、わずか3日ほどで平昌オリンピック=失敗確定=代替地に変更されるまで後わずか、という認識が日本中を駆け巡る。そこまでは、ある意味、予想の範囲内である。東京オリンピックが確定するまで、韓国政府やVANKといった組織が数々の嫌がらせを繰り返しており、それに対するカウンターとして平昌の代替地という話が出てもなんら不思議は無い。まったくない。
問題は、韓国側からの反論もまったくないというところである。
この代替地問題の話題が拡散していく中、9月11日にインターネット専門のニュース配信サイトガジェット通信がいち早く記事にした後、追随する形で翌12日にj-castもニュースで配信。それ以外でも各種ブログやまとめサイトでこの問題は精力的に取り上げられており、にもかかわらず、ましてや、ネットにある翻訳機能付き日韓交流掲示板でこの記事が貼り付けられるなどという暴挙も行われた、にもかかわらず、韓国側からなんの発表も行われない。一応、特異な話としては、この記事がネットに拡散していく中で特に挙動がおかしいなんて話がなかったアンサイクロペディアのサーバーが急に落ちたものの、そんな話はいつもの話すぎて問題ですらない。さらに、2ちゃんねるや各種ブログにおいて、一方的に平昌を卑下する内容について、反論らしい反論はほとんどまったく出てくることなく、逆に新しい平昌の不備の情報ばかり蓄積されていく。
とりあえず、語るに落ちるとはこういうことな気がしなくはない。まったく語ってないにもかかわらず。あわせて、藪を突いて蛇を出す、とも言うか。
今後、韓国のオリンピック組織であるKOCや各種報道機関がどのような発表をするかが見ものである。
[編集] さようなら平昌また会う日まで
このように、2018年の平昌オリンピックの開催については、2013年11月のストレステストの結果を待たずとも開催が不可能であることは明確である。
もちろん、開催してもかまわないけれど、北朝鮮うんぬんは別にして、すでに前提条件からしてIOCの存在意義が問われるレベルにまで達している。そのため、どこぞの東京都知事がガッツポーズをした直後から、IOC委員および各国政府が冬季五輪の代替地として立候補を準備する可能性が高い。高いどころの騒ぎではない。
もっとも、この問題は東京オリンピックが開催される日本でも無関係ではいられない。もしも平昌から他の場所へ開催地が移った際に、日本を名指しされると後々困る。すでに震災復興と五輪という巨大な経済的歯車が整備され、日本経済が勃興することが決まった中、もう1つ、おまけの冬季五輪が追加されても歓心が薄れて労力の集中箇所がぶれるだけである。
あわせて、2018年はロシアで開催されるサッカーW杯の開催とかぶっている。この時点で、絶対に手を挙げてはいけない。絶対に。
[編集] 解決方法
なお、この問題は韓国にまとまった資金が合法的に流入することで解決する。そのため、粛々と在日韓国人に対する選挙権の配布や徴兵制の内容変更や志願のお願い及び、数兆円は軽く超える彼らの財産の確認などが行われている。それ以外の解決方法として、財閥の解体や公共インフラの売却といったものが考えられるものの、さすがにそれをやっては国体の維持が難しいため、海外に居住する朝鮮民族に対するお願いが、今後、韓国における一つの経済活動となる可能性も考えられる。実際、韓国にまとまった資金さえ存在すれば、底の抜けたバケツ、もとい北朝鮮との友好関係すら構築できる。
もっとも金正日が死んだ後、急速にそのお金がなくなった結果としてのこの体たらくである以上、どうしようもない。韓国に無いものは無い。
と思ったら韓国の外にあった、という話である。2013年以降の韓国の朴槿恵政権がどのような政権運営をしていくかが注目される。