東京電力は12日、福島第1原子力発電所のタンクから高濃度の汚染水が漏れた問題で、タンク付近から海につながる排水溝でベータ線を出すストロンチウムなどの放射性物質が1リットル当たり220ベクレル検出されたと発表した。排水溝の上流では除染作業をしており、作業中に汚染水が一部流れ出た可能性があるという。
ベータ線を検出したのは排水溝下流の、海まで約150メートルの位置。上流には、8月に300トンの汚染水漏れが発覚したタンクがある。漏出した汚染水の一部は排水溝に流れ込んだとみられ、東電は排水溝の除染作業を進めている。
9月に入ってからは排水溝にたまった泥を取り除き、高圧水で洗浄する作業をしていた。水が下流側に流れないよう土のうでせき止めていたが、一部が流出した恐れがあるという。同じ排水溝の水からは8月30日、同290ベクレルが検出されている。
一方、原子力規制委員会は12日、汚染水対策に関する作業部会を開いた。津波が将来起きた際に汚染水が新たに漏れるのを防ぐため、同原発に堤防を設置するよう東電側に求めたことを明らかにした。東電は設置する方針だ。
東京電力、福島第1原子力発電所、福島原発、排水溝
日経平均(円) | 14,404.67 | +17.40 | 13日 大引 |
---|---|---|---|
NYダウ(ドル) | 15,300.64 | -25.96 | 12日 16:37 |
英FTSE100 | 6,574.43 | -14.55 | 13日 9:06 |
ドル/円 | 99.68 - .70 | +0.12円安 | 13日 17:01 |
ユーロ/円 | 132.52 - .57 | +0.07円安 | 13日 17:01 |
長期金利(%) | 0.725 | +0.005 | 13日 14:47 |
NY原油(ドル) | 108.60 | +1.04 | 12日 終値 |
各種サービスの説明をご覧ください。