野村のスローカーブがバレ封じのお手本
2013年09月13日 16時00分
広島の野村祐輔投手(24)が12日のヤクルト戦(神宮)に先発し、6回4失点の粘投で10勝目をマークした。バットでも3回にプロ初本塁打となる3ランを放ち、自らを助けての白星。新人王を獲得した昨季の9勝超えも果たした。
2本塁打を浴びたが、注目のバレンティンには3度の対戦機会すべてで勝負し、四球、遊ゴロ、見逃し三振と56号を許さなかった。特に第3打席では手も足も出させず、97キロのスローカーブで見逃し三振に仕留め、チーム関係者は「力に頼るのではなく、打ち気を利用したような緩急の付け方とコースが素晴らしかった」と絶賛だ。
今季、広島投手陣はバレンティンに対して球団別で最多の14本塁打を献上。来季以降に向けても“バレンティン封じ”は必須課題となるだけに「今日の野村のバレンティンへの投球がヒントになる。映像で分析したり、本人に話を聞いて今後に生かしたい」と首脳陣が言い出したほどだ。
バレンティンとの対戦について「組み立てを特に変えることはなかった。あんな雰囲気の中で対戦できたのはうれしいこと」と野村。赤ヘル期待の2年目右腕がバレンティン封じで勢いに乗りそうだ。
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