大阪・公募区長:職場内で「昼下がりの情事に」と大声で
毎日新聞 2013年09月13日 12時02分(最終更新 09月13日 12時46分)
大阪市の公募で昨年8月に就任した民間出身の森伸人・東成区長(54)が女性職員にセクハラ行為をした問題で、森区長が職員と外出する際、職場内で「昼下がりの情事に」などと大声で発言していたことが分かった。市は13日、森区長を減給(10分の1)1カ月の懲戒処分にした。
市によると、森区長は昨年10〜11月ごろ、区役所の女性職員に対し、「東京に連れて帰ろうかな」などと日常的に発言。12月には、職員と外出する際、「今から昼下がりの情事に」と発言し、区長の自宅マンションが見えた際には「あれが僕のマンション。○○(職員名)が来るなら片付けておいたのに」などと発言した。
また、同年10〜11月、職場の宴会帰りに職員の酔いをさますため、レストランで長時間にわたって背中や腹部を触るなどした。同席した複数の職員も不適切だと感じていたという。
森区長は市の調査に対し、「セクハラの意図はなかったが、結果的には甘かった。反省している。今後は区政に全力を注ぎたい」と話している。市は「悪質性が高いとは言えない」と判断し、森区長を続投させる。【茶谷亮】