「おら、東京さ帰りたくねえ」
~去るものを追ってほしい娘の心
夏は、自ら剥いたウニの身をアキに食べさせ・・・
夏) どうだ?
アキ) 超うめえ。
**********
夏) おらの意見は決まっでる。
去る者は追わずだ。ははは。
**********
**********
春子) あん時もそうだったよねえ。私は話したい
ことがあったのに先に寝ちゃって。てか、い
っつもそうだよねえ。肝心なことはなんにも
言わないで、全部私に決めさせて。
ことがあったのに先に寝ちゃって。てか、い
っつもそうだよねえ。肝心なことはなんにも
言わないで、全部私に決めさせて。
ズルイよねえ。ホントに親ってズルイ!
いいこと教えてあげようか?
お母さんってねえ、ホントに眠っている時
には、ちょっとだけ目が開いてるのよねえ。
だから寝たフリしてる時のは、
一発でわかるの。
しっかり目つぶっちゃってるから!
知らなかったでしょう?
には、ちょっとだけ目が開いてるのよねえ。
だから寝たフリしてる時のは、
一発でわかるの。
しっかり目つぶっちゃってるから!
知らなかったでしょう?
じゃあね、おやすみなさ~い。
**********
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アキ) おばあちゃん来ないね。
春子) いいから早く乗りなさい。早く乗って!
アキ) うん。
春子) あんたが決めたのよ、東京帰るって。
アキ) うん。
春子) どうしたのよアキ。どうしたいの?アキは。
アキ) うん。
アキ) うん。
春子) あんたが決めたのよ、東京帰るって。
アキ) うん。
春子) どうしたのよアキ。どうしたいの?アキは。
アキ) うん。
夏) あ?
春子) 待ってたんですけど。
夏) なんでって。
ワカメが岩さいっぺえくっついてだから、
誰かにとられるめぇに・・・
夏) なんでって。
ワカメが岩さいっぺえくっついてだから、
誰かにとられるめぇに・・・
春子) そうじゃなくて、あん時だよ。
夏) あんどき?
**********
夏) あんどき?
**********
相手の意思を尊重し、意見を押し付けない。
親が全部決めてしまうのがいいのか、全部
子供に決めさせるほうがいいのか・・・
たぶんそんな両極端な話じゃなくて、それぞ
れに自分の気持ちを話し合って、落ち着くと
ころに落ち着くのがいいのだろうけれど・・・。
親も子も、黙っていても相手にわかってほし
いと思う甘えがあって、どちらの立場も思い
もわかるだけに、ムズカシイ。素直になれれ
ば簡単だけれど、親子はそれがムズカシイ。
夏が海に潜っている間、ずっと母親のことが心
配で心配でたまらなかった春子。本当は母親
が大好きだったはず。「あの時」も、東京に行こ
うとする自分を、夏に止めて欲しかったんだね。
アキを引きもどした春子は、自分がそうしてほ
しかった母親で、アキはあの時の自分だった。
春子の、素直になれない、でも、本当は言いた
かった、聞いてほしかった思い。大人になれば
母親の気持ちを思いやることもできるかもしれ
ないけど、子供にとって、黙っている母親という
のは酷な存在。きっと本当は2人とも似た者同
士で、言葉にすることが苦手、口にしてしまうと
弱い自分が見えてきそうで怖かったのかも・・・
春子の問いに夏は答えてくれるのでしょうか?
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