広島県は12日、「おもてなし」の取り組みを発信し、観光地としての魅力を高めようと「広島おもてなし報道局」を発足させた。観光キャンペーン「やっぱり『おしい！広島県』」の一環。

　局員は県内の20〜30代の男女６人。約20人の応募者から選ばれた。任命式が県庁であり、キャンペーンで「副知事」役の呉市出身の俳優河原さぶさん（67）が辞令を交付し、「広島を愛する心を発信して」と激励した。

　６人は元会社員や元コックなど経歴はさまざま。県内のイベント会場や観光名所に出向き、訪問客をもてなす県民の活動を取材。自ら記念撮影や清掃を手伝うなど、おもてなし活動に参加する。

　記事や映像は交流サイト「フェイスブック」や短文投稿サイト「ツイッター」、独自の新聞で発信。国の緊急雇用対策基金を財源に、来年３月末まで活動する。

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【写真説明】河原さん（左手前）から辞令を受け取る「広島おもてなし報道局」の局員