本谷亜紀1988年埼玉県生まれ。幼少よりラーメンに親しみ、高校時代に食べ歩きを始める。大学入学後は、食べ歩きサークルを主宰する傍ら、2010年より『お願い！ランキング』（テレビ朝日系）で"ラーメン女子大生"として活動を開始。大学卒業後はラーメン評論家としての活動を本格化。
昨年は、らあめん花月嵐の期間限定メニュー「ベジラーメン菜菜」をプロデュースした他、「森田一義アワー 笑っていいとも!」のコーナー「私立 その道のプロ高校」において「ラーメンまる秘攻略術」と題し、２週連続で講師役を務め、さらには、ＦＲＩＤＡＹ、グランドジャンプ『ラーメンＯＬ本谷亜紀の麺活！！』で連載を受け持つなど幅広く活動。
「ラーメンは美味しく楽しく」がモットー。年間350杯程度を食す。［著書］『日本初の[女性ラーメン評論家]になっちゃいました!』（扶桑社）
みなさんこんにちは！今日ご紹介するのは6月に開店したばかりの新しいお店です。桜台に本店があるのですが大塚でも食べられるようになったのはうれしいですよね。
さてこちらのお店では通常の醤油ダレの他にも「塩味」や「エビマヨ風味」などさまざまなバリエーションがあるのが特徴です。どの味も気になりますが、人気がある「焦がし醤油汁なし（小）」（700円）を注文しました。ちなみに麺量が200ｇも300ｇも同じ料金です。
注文してからすぐ、店内には香ばしい香りが漂ってきます。これは期待が高まりますね。
まず、出てきたボリュームに驚いてしまいました。特にトッピングなどはしなかったのですが、チャーシューがごろごろと入っていたり、たっぷりのねぎが乗っていたりとお得感が満載です。個人的に汁なし麺では外せない玉子もあらかじめ入っているのが特に嬉しいポイントです。さて今回も良く混ぜて、さっそくいただきます。
こちらの麺は太麺で少し固めの茹で加減です。だから良く噛む必要があるのですが、噛むほどに、にんにくやねぎを焦がした醤油との絡みを味わえます。このポキポキした麺の歯ごたえは他のお店では感じられない独特な食感です。
そして、特筆すべきは炙ったチャーシュー！ 表面はかりっと香ばしく、中はジュワっと肉汁が溢れる柔らかさで、これだけで最高のおつまみになりそうと思わず興奮してしまいました。それが大好きな麺の上にのっているなんて幸せです。
こちらのお店ではなんと汁なし麺でも「スープ割り」ができるとのことで試してみました。ポイントは麺とタレを少し残しておくことだそうです。そこに卓上の魚介スープを注ぐと、さっぱり味の和風ラーメンができました。お客様の要望から生まれたメニューらしいのですが最後のシメにいい工夫ですよね！
まだまだ色々なサービスがあります。なんとテイクアウトも可能ということ。私は知らなかったのですが油そばはスープが無いぶん伸びにくいので、他の油そばを扱う店でもテイクアウトのサービスをやっているところがあるそうです。これは更に利用頻度が高くなる情報でした。
店主さん曰く大塚に新規オープンしたのは「山手線で油そばを広めたかった」とのこと。真心こもったおいしさに思わず破顔してしまいました。
とにかくよく混ぜることが大切
角切りのチャーシューは食べ応えバツグン
油そばには珍しくスープ割ができます。麺を少しだけ残して。
他に変わりダネ汁なし麺のメニューも。ハバネロ…辛そう！