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【格闘技】

村田 次は強い外国人 練習再開 12月にプロ2戦目

2013年9月13日 紙面から

本格的に練習を再開した村田諒太=東京都新宿区の帝拳ジムで

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 ロンドン五輪ボクシングミドル級金メダリスト・村田諒太(27)=三迫=が東京都新宿区のジムで練習を再開した。8月25日のプロデビュー戦では、東洋太平洋ミドル級王者・柴田明雄(31)に2回2分24秒、TKO勝ちを収め、圧倒的な強さをアピール。12月に国内で予定されるプロ2戦目は、元世界ランカーか準世界ランカーの強豪外国人との対戦が有力だ。

 村田はシャドーにミット打ち、さらに、サンドバッグ打ちなど2時間たっぷり汗を流した。デビュー戦まではラスベガス修業など家庭を空けることが多かっただけに、デビュー戦後は1児のパパとして「ほったらかした分、頑張らしてもらった」と家庭サービスに費やしたようだ。しかし、その夏休み気分もつかの間。「デビュー戦で課題が見つかった。記憶が鮮明なうちに修正したい」と心は戦闘モードに切り替わっていた。

 注目の第2戦について「次は12月。外国人が相手」とマッチメークを担当する帝拳プロモーションの浜田剛史代表。しかし、対戦相手の選考には慎重になっている。世界で最も層の厚いと言われる中量級でのトップを目指す村田。話題づくりのために、勝てる相手と対戦させて、見せ掛けのキャリアをつくっても意味がないからだ。

 「日本で一番強いと思われる東洋王者を圧倒したわけですから、次は難しい。村田君の成長につながる相手でなければならない。元世界ランカーの可能性もある。アメリカには、チャンスがないだけで、ランキングに入れない選手もゴロゴロいる。そういった選手としのぎを削らなければならない。東洋王者を圧倒して、みんな騒いでいるけど、これからが大変」と浜田代表。

 村田も「自分の成長につながる強い選手と戦いたい」と異存はない。世界を目指すイバラの戦いは、これからが本番だ。 (竹下陽二)

 

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