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富岡町 毛萱地区に「仮仮置き場」 町議会特別委で環境省示す

 富岡町で懸案となっている家庭ごみの搬入先について、環境省は町内の仮置き場候補地になっている毛萱地区に一時保管用の「仮仮置き場」を設置する。10日、郡山市で開かれた富岡町議会の原子力発電所に関する特別委員会で示した。
 特別委は町内で比較的線量の高い帰還困難区域のごみも回収の対象に含まれることなどから「安全面に対する地権者への配慮が足りない」と指摘し、町民への説明の徹底を求めた。同省は今月中の搬入開始を目指していたが、時期はずれ込むとみられる。
 特別委では、委員と環境省担当者との話し合いが紛糾した。特別委は、同省が示した除染計画に対し、9月定例議会会期中に再度説明するよう求め、閉会した。
 町と町議会が2年前から求めていた解体除染について、同省担当者は「(町民の)実態把握ができていない」として態度を明らかにしなかった。
 今月末から、町の本町一、二丁目と中央一、二丁目、下郡山の行政区ごとに、町民に除染作業の同意を得るための説明会が始まる予定。委員からは「明確な除染方針が示されなければ、同意の取得に遅れが生じるだけだ」などと反発が相次いだ。

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環境省の担当者に対し、再度説明を求めた特別委
環境省の担当者に対し、再度説明を求めた特別委

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