Updated: Tokyo  2013/09/13 07:06  |  New York  2013/09/12 18:06  |  London  2013/09/12 23:06
 

ドラギ総裁のフォワードガイダンス、エコノミストの評価二分

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  9月12日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は将来の政策金利について、長期にわたり低水準に維持するとのガイダンスを示したが、これについてエコノミストらの評価は二分されている。

ブルームバーグ・ニュースが6-11日にかけて実施した月次調査によると、政策金利は「長期にわたり現行またはそれ以下の水準」というECBのガイダンスについて、エコノミスト31人のうち16人が有効ではないと回答した。

米当局による緩和縮小示唆を受けて世界の市場金利が上昇したことに対応し、ドラギ総裁は7月にフォワードガイダンス(時間軸政策)を導入。ユーロ圏の市場金利は当初下がったものの、今は総裁が「妥当でない」と断じた水準に戻ってしまった。

メリオン・キャピタル・グループのチーフエコノミスト、アラン・マッケード氏は世界の国債利回り上昇について、米国を中心とした先進国経済の回復兆候によるものだとし、「欧州の中銀は市場金利の上昇を抑えようとしているが、債券利回りが米国の動向に左右されるというのが現実だ」と話した。

原題:Draghi’s Promise on Interest Rates Splits ECB Watchers:Economy(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:フランクフルト Jeff Black jblack25@bloomberg.net;ロンドン Andre Tartar atartar@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling cstirling1@bloomberg.net;Joshua Robinson jrobinson37@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/12 23:30 JST

 
 
 
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