UPDATE 1-米金融・債券市場=小幅高、米FRBの量的緩和縮小めぐる不透明感で値を削る
(内容を追加しました) [ニューヨーク 12日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比) 30年債 (2105GMT) 96*01.00(+0*01.00)=3.8494% 前営業日終盤 96*00.00(+0*23.50)=3.8512% 10年債 (2105GMT) 96*17.00(+0*02.00)=2.9048% 前営業日終盤 96*15.00(+0*14.50)=2.9121% 5年債 (2105GMT) 99*00.25(‐0*00.25)=1.7093% 前営業日終盤 99*00.50(+0*09.25)=1.7075% 2年債 (2105GMT) 99*27.75(+0*00.25)=0.4430% 前営業日終盤 99*27.50(+0*01.50)=0.4469% 12日の米金融・債券市場では国債価格が小幅高。30年債入札は堅調だったものの 、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)を前に連邦準備理事会(FRB)の量的緩和縮 小をめぐる不透明感から値を削る展開となった。 相場は、130億ドルの30年債入札(リオープン=銘柄統合)を受けていったん上 昇した後、上げ幅を縮小した。 入札は直接入札者から強い引き合いが見られ、最高落札利回りが3.820%と市場 予想を下回った。 指標10年債 は終盤03/32高。利回りが2.903%。前日終盤時 点の2.91%から低下した。 30年債 は02/32高。利回りは3.849%。前日は3.85%だ った。 FRBは12日の国債買い切りオペで、2021年8月15日から2023年8月1 5日までに償還を迎える国債33億5700万ドルを買い入れた。 来週FOMCの結果が発表されるまで、投資家は大規模なポジションをとることには 引き続き慎重になるとみられる。 アクション・エコノミクスの債券分析部門マネジングディレクター、キム・ルパート 氏は、不透明感が高い環境にあると指摘。「何らかの新たな触媒となる要因が出てこなけ れば利回りがさらに大きく低下することはないと投資家は考えている」と話した。 前日ベライゾン・コミュニケーションズ が起債した社債はこの日、流通市場で 大きく上昇した。 CRTキャピタルのシニア国債ストラテジスト、イアン・リンゲン氏は「ベライゾン の社債が急伸した。今週の3回の米国債入札では直接入札者(の落札比率)が高かった」 と述べ、米債券市場にとっては良い1週間だった、との見方を示した。 Tボンド先物9月限 は09/32高の131─05/32。 Tノート先物9月限 は01/32高の124─18/32。 Tボンド先物12月限 は09/32高の129─21/32。 Tノート先物12月限 は01/32高の123─13.50/32。 <ドル・スワップスプレッド> LAST Change U.S. 2-year dollar swap spread 14.75 (-0.25) U.S. 3-year dollar swap spread 12.25 (+0.25) U.S. 5-year dollar swap spread 15.75 (unch) U.S. 10-year dollar swap spread 15.50 (-0.50) U.S. 30-year dollar swap spread -0.75 (-1.00)
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シリアから国内問題優先へ
オバマ米大統領は、シリアから国内問題へと政府の優先課題をシフトする考えを示した。予算案協議などに取り組む構えだ。
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