'13/9/12
鴨方駅南歩道橋、12月完成
浅口市は11日、同市鴨方町のJR鴨方駅と、国道2号をまたいで駅南側を結ぶ建設中の歩道橋について、12月末に完成・開通することを明らかにした。すでに橋上化した駅舎と駅北側を結ぶ歩道は整備されており、年末に山陽線と国道2号で分断されていた駅の南北を歩いて渡れるようになる。
この日あった市議会鴨方駅周辺整備調査特別委員会で、松田勝久市産業建設部長が報告した。歩道橋は、国道2号の南側に設けられた階段やエレベーターを備えた高さ5メートルの橋脚と、鴨方駅舎を結ぶ延長約60メートル。歩道部分の幅は約4メートルとなる予定だ。10月中旬までに2段階に分けて橋部分を設置する。事業費は約1億7千万円の見込み。
鴨方駅の乗降口は当初、北側だけにあり、駅南からの利用者は駅から250〜350メートル離れた東西2カ所にある歩道橋まで遠回りしていた。2011年3月に駅の橋上化で南側からも利用できるようになった。しかし、国道2号を横断する必要があった。国道2号南側には高校もあり、通学生たちの円滑な横断のため、歩道橋の建設を求める声が強く、市が建設を進めてきた。
【写真説明】歩道橋の建設が進む国道2号の交差点付近。左側が橋脚、正面は鴨方駅