事件暴力団組長のパーティーで歌披露の60代タレントを勧告 芸能人に暴排条例初適用2013.9.12 19:19

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暴力団組長のパーティーで歌披露の60代タレントを勧告 芸能人に暴排条例初適用

2013.9.12 19:19 暴力団

 指定暴力団稲川会系組長の開いたパーティーで歌を披露したとして、東京都公安委員会は都暴力団排除条例に基づき、都内の60代の男性タレントに利益供与をしないように勧告。50代の組長にも12日、利益供与を受けないように勧告した。

 警視庁組織犯罪対策3課によると、暴排条例をめぐって芸能人が勧告対象になるのは全国で初めて。男性タレントは10万円の謝礼を受け取ったといい、「数十年来の付き合いで、場を盛り上げるため歌った。今後はヤクザとは縁を切る」と話しているという。

 男性タレントは5月、都内で行われた組長主催のパーティーに出席。組員に依頼されて歌を2~3曲披露した。パーティーには数十人が出席しており、都公安委は参加費として1万~2万円を組長側に支払ったスナック経営者2人についても「利益供与に当たる」として勧告した。

 都暴排条例では、暴力団の活動を助長すると知りながら事業者がサービスを提供するなどの行為を禁じている。違反すれば勧告対象となり、さらに悪質な場合は氏名が公表される。

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