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最終更新:2013年9月10日(火) 19時37分

関空でヘリが滑走路に誤進入、全日空機が着陸中止

 10日の朝、関西国際空港でヘリコプターが管制官の指示に従わず誤って滑走路に進入し、全日空機が直前に着陸を取りやめるトラブルがありました。国の運輸安全委員会は、「重大インシデント」として調査しています。

 関西空港の滑走路をホバリングしながら横切るヘリコプター。そこへ旅客機が着陸態勢に入ります。直前でヘリコプターに気づいた旅客機は、急きょ着陸を取りやめ再び上昇しました。国土交通省などによりますと、ヘリコプターは大阪の朝日航洋所属で朝日放送の取材機でした。

 10日朝8時半ごろ、関西空港で離陸を控え待機するよう管制官から指示されていましたが、滑走路に誤って進入。羽田発の全日空ボーイング767機は3キロ手前で着陸を取りやめたということです。着陸までは40秒、50秒だったとみられます。

 全日空機の乗員乗客140人にけがはありませんでした。ヘリコプターは八尾空港に向かう途中だったということで、国土交通省は重大事故につながる恐れがある「重大インシデント」として、運輸安全委員会の調査官を派遣しました。(10日17:53)

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