韓国人の慰安婦被害者ら 日本で証言など活動へ
【広州聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦にさせられた韓国人被害者らが日本を訪れ、証言活動などを行う。被害者らが共同生活を送る「ナヌムの家」に暮らすイ・オクソンさんとカン・イルチュルさんは12日午前、北海道・札幌に向け仁川国際航空を出発した。
2人は16日まで北海道で証言や交流活動などを行い、韓国人学校を訪れる。日本の若い世代に慰安婦被害の惨状を伝え、被害補償や名誉回復に向けた関心を訴える。
また、2人と同じく慰安婦被害者のパク・オクソンさんは22〜29日、東京(22〜25日)と京都(26〜29日)を訪問する。
北海道の4地域と京都の6地域では慰安婦問題解決を求める決議案が可決したが、東京では可決していない。東京では記者会見や証言、参議院との交流会などを通じ、決議案の成立を促す予定だ。
釜山出身で15歳に中国に連れ去られ、慰安婦として苦痛を受けたイさんは2000年に韓国へ帰国した後、高齢や持病にも約10回にわたり海外で証言などの活動を行ってきた。今年は7月10〜23日に米国、8月28〜9月10日にドイツを訪れた。米国とドイツでは「そこ(慰安所)は屠殺場だった」などと証言し、聴衆を泣かせた。
イさんは「(証言を始めてから)10年が経ったが、日本政府は政権が変わっても(態度は)変わっていない」として、日本政府の謝罪を求めている。
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