トリチウム濃度さらに上昇
漏えいタンク付近の地下水
東京電力福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は12日、漏えいがあったタンクから北に約20メートル離れた観測用井戸で、地下水1リットル当たり9万7千ベクレルのトリチウムが検出されたと発表した。法定基準(6万ベクレル)を超えており、この井戸のトリチウム濃度は8日以降、約23倍に上昇をした。
今回の水は11日に採取した。8日に採取した水は4200ベクレル、9日採取分は2万9千ベクレル、10日は6万4千ベクレルと上昇している。
地下水の汚染が確認された場所の海側には、地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」計画用の井戸があり、汚染の恐れが出ている。(共同通信)
【 2013年09月13日 02時50分 】