7月のユーロ圏鉱工業生産は前月比‐1.5%、予想外に減少
[ブリュッセル 12日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が12日発表した 7月のユーロ圏鉱工業生産は、前月比1.5%減少した。ロイター調査によると、エコノ ミストは前月比0.1%増加を予想していた。 7月のユーロ圏鉱工業生産は、前年同月比では2.1%減少した。また、統計局は、 従来発表では前年同月比0.3%増だった6月の数字を、同0.4%減に下方修正した。 国別では、ドイツの鉱工業生産は前月比2.3%減。フィンランドとスペインは増加 したが、フランス、イタリア、アイルランド、ポルトガル、オランダは振るわなかった。 1年半にわたってリセッションが続いていたユーロ圏は、4─6月期にプラス成長に 転じた。今後の課題は、現在の極めて緩やかな成長を持続的な回復につなげることだが、 鉱工業生産が予想外に減少したことを見る限りでは、内需が力強いとは言えないようだ。 詳細は以下の通り。(単位:%) Feb-13 Mar-13 Apr-13 May-13 Jun-13 Jul-13 前月比(季節調整済み) 0.2 0.7 0.1 -0.4 0.6 -1.5 前年比(労働日数調整済み) -3.1 -1.6 -0.9 -1.9 -0.4 -2.1
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市場は消費増税を織り込み済みだが、デフレ脱却に重要な消費マインドの悪化を懸念する声も消えていない。 記事の全文