7月の機械受注は横ばい、予想は増加-基調判断「緩やかに持ち直し」
9月12日(ブルームバーグ):7月の機械受注は前月比横ばいとなった。市場予想はプラス転化だった。内閣府は「緩やかに持ち直している」との基調判断を示した。
内閣府が12日発表した7月の機械受注統計(季節調整値)によると、民間設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」は、前月比0.0%減の7772億円となった。ブルームバーグ・ニュースの事前調査 による予測中央値は同2.4%増だった。
機械受注は、企業が設備用機械をメーカーに発注する段階で集計するため、実際の設備投資に半年程度先行するとされる。
第一生命経済研究所の星野卓也エコノミストは発表前のリポートで「企業の景況感や収益は改善傾向にあり、設備投資を取り巻く環境は良好だ」として、船舶・電力を除く民需の前月比が2カ月ぶりに増加すると予想。機械受注は「緩やかな増加傾向での推移が続く」との見通しを示した。
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更新日時: 2013/09/12 08:59 JSTニュース一覧
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